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サブタイトルってなんだよっ
窓から差し込む光はあったかくて
でも、床にあたる体は冷たくて
2月の部屋の中は、暑がりな俺には
なかなか良いな…とぼんやりする頭で
考えていた。
そういや、俺何してたんだっけ…?
「あー…飲み会の後、家帰ってぶっ倒れたん
だっけ…?」
なんとか記憶を探るがどんどんぼやけて
視界までもが霞み始めた
「ぅん…身体おもっ…」
何とか動かした視線の先にあった俺の手は
真っ赤に染まっていた
「ぇ…なん…だ」
途端に心臓が強く鼓動を打つ
息が上手く吸えない
ざっと冷水をかけられたように身体が
冷えたとたん視界が真っ白になった
真っ白な世界がゆっくり光をなくす時
遠くから聞こえた声は、
誰の声だか、もう思い出せない