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処刑

私は、もうすぐ死ぬ、私の国は戦争に負け、私は敵国に捕まり民衆の前で公開処刑だ、私が民衆の前で死ぬことで民衆の戦意や不穏分子を貴様達は敗北したのだと見せつけるための公開処刑だ、私は殺される鎖で拘束され動くことも出来ない、だが、黙って死ぬつもりはない


「イール王国の民を貴様らの王子は捕らえた、この国の唯一の生き残りの王族だ、我々はこれより、イール王国第一王子レイアス・イールを公開処刑に処す、これでイール王国は無くなり、我がアイルム国の物だ、同胞よ我々の勝利だー」


「「「「「「我々の勝利だ、」」」」」」


「我々の勝利だー、我が国の旗を掲げろーーー」


「「「「「「「我々の勝利だー、アイルム国の旗を上げるぞー、おーーーーー!」」」」」」」


兵士達は次々と自国の旗を掲げ出した、イール王国の城塞にある旗は焼き払われ、アイルム王国の旗を掲げ出した


「イール国民の物達よ、お前達の国は終わりだ、貴様らは我が国の奴隷になるのだ、そう王子の処刑と共にな、ハ、ハハハハハ」


「「「「「「「「「「ハハハハ、ハハハハ、ハハハハ、ハハハハ、ハハハハ」」」」」」」」」」


アイルム国の兵士は一声に笑い出した


「これよりイール王国第一王子レイアス・イールの公開処刑を開始する、処刑人よ、レイアス・イールを処刑を開始しろ」


「「は」」


「これより、処刑を開始する」


「こい」


一人の兵士が鎖で繋がれた王子を引きずり、処刑台に引っ張り出した


「レイアス王子」


「レイアス様」


「お痛わしい」


「レイアス様を放せー」


「レイアス様に何てことを」


「レイアス様を助けてください」


「王子を放せくそヤロー」


「王子」


「王子様を放して」


「レイアス様を放せ野蛮人どもめ」


「レイアス王子」


イール国の民衆は涙や悲鳴、敵国えの怒りやで皆叫んでいた、そこには小さな子供も涙を流しながらレイアス王子を放せと叫び涙していた


私は、何て幸せだろう、国民が私の事を心配してくれてる、だから私はただで死ぬ訳には行かない


レイアス王子は覚悟を決めた目をしていた、それは未来に賭ける為の希望の為に、レイアス王子は処刑台の中央に連れて来られて膝ま付かされ頭を下に押さえ付けられた、レイアス王子の両脇にはレイアス王子を鎖で拘束している、鎖を持つもの、反対側は斧を持つ処刑人が居た


「レイアス貴様は終わりだ死ね、殺れ」


「やめてー」


「ヤメロー!」


「キャー」


「レイアス王子‼」


「王子を殺さないでー」


「やめてー」


「レイアス我が祖国のために、死ね」


斧を持つ兵士が斧を振り上げレイアス王子の首を斬ろうとした


「死ぬのは貴様のボスだ‼」


するとレイアス王子の右目が蒼い瞳から金色に変わり敵国の王様と敵国一強い騎士に青金色の炎が二人を襲った


「うわー、何をしてる、助けろー」


王様が青金色の炎に包まれ助けを求めていた、一方最強の騎士は炎に包まれ暴れ回っていた


「くそ、くそう、なんだこの炎は、貴様ら早くそいつを殺せー」


「はい、死ねー」


これで終わりか、これで少しでも未来が良い方向に向けば


「炎はどうなりましたか」


「消えない、何故だ、くそ、くそ」


最強の騎士は暴れ回っていた、その炎はレイアス王子が首を切られ死んでも消えなかった、それどころかじわじわと炎を受けた二人の身体はどんどん焼けて体が溶けていた


「た、助けろー」


「何故だ、水をかけても消えない」


「早く解除魔法を」


「かけてるが、消えない」


「早くしろ王が」


「なんだこの炎は」


「レイアスは死んでいるのか、体を切り離せ」


「は、ただいま」


「な、ない」


「なにがだ」


「レイアスの体が」


「なに、生きていたのが」


「でも、あの傷で逃げれる訳は」


「傷を癒したのでは」


「出来ませんよ、見てください、この血痕を」


「どうゆう事だ、なぜ・・・・・・」


それから一時間ほど、苦しみながらアイルム王国の王様と最強の騎士は焼け死んだ



「レイアス王子様僕は必ずこの国を取り戻す」

一人の少年は強い意思を持ち反逆の炎に燃えていた

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