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【番外編①】七五三田 菜衣子の悠莉くん観察日記

本編とはあんま関係ありません。

こんにちわ! 菜衣子です!


今日は私のお兄ちゃん、悠莉くんについてお話しようと思います!


私のお兄ちゃんは、所謂コミュ症です。


クラスでは寝たフリをしたり、人のいないところでスマホアプリをいじったりするのが学校での過ごし方だと言ってました。


また、それを正当化するために、


『バカおまえ、俺は会話ができないんじゃないんだよ、いいか、菜衣子。俺が人と話さないのは、その労力をあとあとの自分に活かす為であって、決してひと…(省略)』


とかなんか適当な理由をこじつけていたのが、去年です。しかし、今年の悠莉くんは違います!


なんと、家に女の子をつれてきたのです!


名前は 神城 美羽ちゃん、美人さんです! はじめは人のいい悠莉くんが騙されているんじゃないか?とか疑ったけど、絡んでみたらすごく優しい方でした!


そんな美羽ちゃんは、私の見立てによると、たぶん、恐らく…きっと……? 悠莉くんに、好意をもっているような気がします!


ある日、美羽ちゃんに買い物につれていってもらったとき、


『ねね、なえちゃん』


『ん? なに?』


『……その、七五三田……お兄ちゃんの好きな食べ物ってなにかな?』


『へ? 悠莉くん? う~ん……卵の入ったお味噌汁……とか?』


『え……? そうなの?』


『うん、悠莉くんいつも味噌汁の汁を全部のまないんだけど、卵の入ったヤツの時は、いつも飲んでる……あと、カレーとかじゃないかな?』


『そうなんだ……卵の……』


で、後日悠莉くんが美羽ちゃんの家にいった際、


『ただいま』


『悠莉くん、おかえりっ!』


『おお、ただいま』


『今日は遅かったね』


『あー、神城が買い物するからってちょっとな……荷物持ちを…そういや、今日なんかアイツの家いったら、いつもコーヒーなのに、何故か味噌汁出てきたんだよな……なんだったんだ……』


『………にやり』


『…?』


とまぁ、そんな具合で美羽ちゃんはちょいちょい、悠莉くんの事を聞いてきます。あと、更に悠莉くんは女の子をつれてきました!


仁井園 真理子さんです!こちらもなかなかのスレンダー美人でした! でも、ちょっとだけ怖い感じの人です。


そして、その真理子さんとも、最近は話をするようになりました。


『…ねぇ』


『はい? なんですか?』


『菜衣子ちゃんて、その…何歳なの?』


『えっと……10歳です』


『……そうなんだ』


『はい…』


とまぁ、まだなかなか打ち解けてはいませんが、真理子さんは見た目と性格によらず、少し恥ずかしがりやと言うか、人見知りをするのかもしれません。


あと、たぶんこの人も悠莉くんの事好きです! 菜衣子にはわかります!


そして、たまに出すデレがすごいです!例えば、家に来たとき


『ねぇ七五三田』


『なんだ?』


『なんであたしここに来たんだっけ』


『……なに? おまえ短期記憶障害なの? 神城が菜衣子とお菓子作るからだろ』


『知ってるし、冗談じゃん』


『……そうかよ』


『ねね、七五三田』


『なんだよ…もう』


『すき……』


『え?』


『やき……』


『……おまえなんなんだ』


『あはは、ウケる』


『いやウケねぇから…仁井園』


『ははは…なに?』


『ら……らぶ』


『は?きも』


『えぇ……ひどくない?』


……デレはないみたいですね。すみません。でもでも、なかなかいい人です!


そんな二人に困れた悠莉くんは最近楽しそうです! でも、帰りが遅くなってきたので、ちょっとだけ寂しいです。



***


「……菜衣子、もう遅いから寝た方がいいぞ」


「あ、うん。ね、ね、悠莉くん」


「なんだよ」


「悠莉くんってさ、お嫁さんにするなら美羽ちゃんと真理子ちゃんどっちがいい?」


「…は?……俺にあの二人はもったいないだろ」


「うわぁ……」


「なんだよ」


「いや、わが兄ながらダサいなぁ…って」


「いや酷くない?」


「自己評価高い方がモテるらしいよ、低いより」


「まじ?」


「うん」


「……じゃあまぁ、あえて言うなら―――――」

読者さんは真理子オシが多い様子。


まあ、最終的に悠利は…

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