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第54話 人は見かけによらないし、人間の裏表何てものは、計り知れない。

帰って来た二人とプラス1(わん)、ひとひらが何故いるのかも気になるが……。二人ともひとひらを知らない雰囲気なのも気になる……


「てか、マジなんでいるんですかね、ひとひらさん」


「なにそれ悠莉、私がいちゃいけないの!?」


「いや…んなこと言ってな……」


「まぁ、ほら、私の日課って仕事終わりの散歩じゃない?それで散歩してたら、伯李を見つけたのよ」


………マジか、ひとひらさんは橘とお知り合いでしたか……。なんだろうこの複雑な気持ちは。俺はそれもあってか、適応に「へぇ」と返す。するとひとひらは


「えー、悠莉つめたくない? そんなんじゃモテないぞ☆ミ」


とかなんか適当なことをいっていた。別に普通にしてても俺はモテませんよ。とか思っていると橘が一度神城を見て


「えー、そうかなー? 意外と七五三田って人気者っぽいよー? 」


何話したんですか神城さん……貴女何かいったんですか?そう思い、俺も神城を見る。すると神城は


「そうだよ、七五三田は人気者なんだから、少なくとも私の周りではね」


そう返した。何適当なこと言ってんだ。それを聞いた橘は、なぜか「ふ~ん…」とか、少し含みのある返事をする。………ってか、俺の人気度とか、どうでもよくない?トイレットペーパーを使いきったら、その"しん"が茶色なのか、白なのかくらいどうでもよくない?そんなのを思っていると、九十九が


「伯李……」


と声をかける。すると察したのか、大きなため息をついて、


「はぁ~……わかった、わかったよ。つぐみホントうざい…」


と言いながら、九十九の方へ歩いていく。そして、九十九が


「七五三田くん、また連絡するよ、話を聞いてくれてありがとう」


と言って二人は去っていった。………つか、妙に橘がすんなりついていったのが気になる……。と言うことで、俺、神城、ひとひらの三人だけ残される。


「……帰るか」


俺がそう言うと、神城も「そうだね」と頷く。するとひとひらも、「じゃあ私も帰るかー」と言いながら伸びをした。何しに来たんだひとひら……。あぁ、橘と知り合いか。そんなことを思っていると、ひとひらが


「ねぇ悠莉」


と、声をかけてくる。俺が振り替えると…ひとひらは



「悠莉さ、伯李と知り合いなの?」


「……まぁな」


「へぇ……あの子最近、急に連絡増えたんだよね…悠莉も?」


「いや、俺はたまたま会っただけだ」


「そっか……ま、私帰るね………っとそうだ! 悠莉連絡先教えてよ!」


「え……」


俺が一瞬戸惑うと、ひとひらは一度神城を見て


「だめ?」


となぜか神城に聞く。神城は


「いや、私は別に……」


と言うと、ひとひらは「そっか、じゃあ彼女の許可も出たし」とか言いながらぱっぱと連絡先を登録した。


「……これでよし、っと……んじゃ、私も帰るねー」


「おう、そんじゃな」


「そこはまたねでしょ、悠莉!」


「ま、またね」


「よろしい、じゃ!」


ひとひらも去り、神城と二人歩いて帰る。


「……悪かったな」


「なにが?」


「いや、なんか急に…」


「いいよ、別に、でも七五三田にあんな可愛い子の知り合いがいたとはなぁ」


「……ただのバイト先の後輩の先輩?」


「ふふ、なんで疑問系なの」


「いや、複雑なんだよ、ちょっとだけ」


「そうなんだ」


「おう……てか、アイス、ほとんど溶けただろ」


「あー…まぁそうだねぇ」


「俺買ってくるわ」


そう言ってコンビニへ戻ろうとすると、神城に腕を捕まれる。


「いや、いいよいいよ! また一回凍らせれば食べられるよ!」


「いや、そうかもしれないけど……」


「それに、これは七五三田が初めて私に買ってくれたモノだから… 」


「……どう言うことだ?」


「なんでもなーい」


「……?」


***


【橘 伯李】


「……ねぇつぐみ」


「わかってるよ、ちゃんと君の言った通り、彼の連絡先だ」


渡されたスマホを確認する。このスマホは私が予め、つぐみに渡していたものだ。そして中身を見て、"七五三田の連絡先"があることをしっかりと見る。


「にしても、ほんと、歩いてたらたまたまコンビニ入るの見えたからラッキー♪って思って速攻この設定思い付く伯李天才じゃない?」


私がそう言うと、つぐみは表情を変えずに


「君も本当に不器用なヤツだよ、用事がないなら俺はもう行くよ……人を騙してるようで、あまりいい気分じゃないんだ」


「騙してるようでじゃなくて、騙したんだよ♪」


「……あぐじょめがみ」


「なんとでも言って、これは必要なことなんだから……アンタも"咲来の事"は知ってるでしょ」


「……はぁ~…」


つぐみはため息をついて、近くにある自転車にまたがった。そして


「伯李……これで本当にいいのか?」


と聞いてくる。何度も私はこいつにこう問われてきた。答えは同じだ。


「これが伯李のやり方なの♪」


***


【神城 美羽】


家に戻ると、なえちゃんに


「おっそい! コンビニすぐそこじゃん!」


と怒られたり、おばあちゃんに


「……その、言いにくいんだけど…二人とも若いんだから、ちゃんと考えたお付き合いをしなきゃだめよ?」


と意味深な事を言われたりしてしまった……。でも、何より気になっているのは……ジュースを買った帰りに言われた――――



『おっぱいちゃんさ、七五三田の初恋知ってる?』


『え……?』


『気になる? ふふふ』


気になる……けど、それは他人に聞いて良いものだろうか?


『ま、教えてあげないけどねぇ~、ほら、伯李口固いから♪』


嘘くさい……


『でもまぁ、今度七五三田にさ、"白野 咲来"が帰ってきてるよって言ってみてよ』


『白野……』


『そ、そしたら超おもしろい反応見れると思うよ♪』―――――。



聞いてもいいのだろうか?白野 咲来という人物も気になるが、あの彼女の言うことだ。七五三田のトラウマとかだったら……と無駄に勘ぐってしまう……。私が「ん~…」と考え込んでいると、なえちゃんに


「みうちゃん、トイレは我慢しない方がいいよ」


「え? ちが、そうじゃないんだけど……その、七五三田……」


「なんだ?」







「白野 咲来さんって知ってる?」




私がそう言うと、七五三田だけでなく、なえちゃんもこちらを振り向き、固まった。






非リア、中章突入!


――――帰ってきた"白野 咲来"。


橘 伯李が七五三田の連絡先を入手した理由とは?




――――この世界は、多数決で出来ている。


【七五三田 悠莉】


―――この世界は理不尽であり非情であり、不条理だ。


【仁井園 真理子】


―――この世界は、隠し事や秘密で溢れている。


【神城 美羽】




《NEW》


―――この世界は強者と弱者に別れきっている。


【橘 拍李】


―――この世界は愛されたがっている。


【九十九 ツグミ】


―――この世界は夢と希望を与えている。


【木ノ葉 ひとひら】



交錯する人間関係、


親密になるからこそ、聞けていたことが聞けなかったり、言えていたこと事が言えなくなったりする。それは何故だ―――?


「人間なんていくら懺悔したところで、表面上でしか許してはくれないんだよ」「七五三田に、私の初めてあげるよ……」「俺は伯李を裏切れない」「人を騙すにはまず味方から♪」


「わかってるよ、おとなえさん……ちょっと嫌われてくるわ」




【非リアの求める青春(セカイ)の在り方。】




また見てね❗(o・ω・o)きゅぴ~ん✨







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