451話 そしてたったひとカケラの臆病
「聡明であるミルマ様が長きをかけ龍たちから奪ったのは真の愛なのです」
余裕のあるゆったりとしたワンピースの白裾が流れた。
背に生えている――あるいは浮いている――羽は言うまでもなく天使の羽。
手のひらほどの大きさをしたおもちゃの如きそれでどうやって体を浮かせているのか。
問うことは愚であろう。彼女もまた神に近い、超越した存在者なのだから。
「愛なき世界の悲壮はご覧になられた通りです。そしてその先に待つのは暗く滾る絶望の輪廻……で、あるのですから」
降臨した審判の天使――エルエル・ヴァルハラはビー玉のように青い瞳を伏せた。
眉あたりで切り揃えられたブロンドの神がはらりと流れる。白く細やかな肩からも滑り落ちる。
「それも敬愛であり親愛の行く末のこと。ミルマ様の大切な御方は悲惨な事故によって魂を奪われることとなりました。だから彼女は龍玉を憎み、賜る元凶となった龍族全体ですらも憎悪の対象としているのです」
外見は14そこそこの少女といった成りだ。清楚さ漂う白いワンピースを身にまとった羽のある女の子。
彼女を協会に飾られている美の彫刻――審判の天使だと初見でわかるものだろうか。うら若い生娘のように愛らしいのは事実だが、やはり誇大解釈も甚だしい。
そこまで語ってエルエルは口をつぐんで呼吸を止める。
そしてひと息に思いを吐きだす。
「この種族たちが交流し絆を深め合う大陸では龍族のみが封殺されるという事態になっているのです。そしてその在り方に天界もまたひどく心を痛めております……」
押し殺すような声。それに悲痛な表情を唇を噛み締めながら目をうっすらと滲ませる。
それが神の創造せし種を慈しむ天界の総意と受けとるべきなのだろう。大陸の種族は神の子であり、また種族たちも親の神を心から愛しているのだから。
であるからこそ龍たちも含め、一党は天使の懺悔を聞き入れていた。
「ムルガル大丈夫か? エルエルに対して言いたいことはあるだろうけど……」
しかし思い当たることがありすぎる明人にはそうとも限らない。
対象はイスに座したまま背を丸く、ぼうっと虚空を眺めている。
「俺に気を使うな。あれは冥より賜りし宝物、天界に直接的な恨みをもつことはない」
そしてムルガルもまたチラと黄色の眼のみをこちらにむけた。
表情を顔にだすことが苦手。心のうちにくすぶる思いを理解できる者にとっては見ていて辛いものがある。
――間接的にはあるってとこか……。
命懸けで彼をドラゴンクレーターから連れだしたセリナ・ウー・ハルクレートは、未だ軟禁されたまま。
檻を抜けられたとてムルガルの胸に刺さった棘は大きい。
彼女との――生きて――再会することが唯一の救いであろう。
引くことを忘れた焔龍、奈落に落ちた黒龍、影を抱えて生きる黄龍。そして……もう1匹。
――そのためにはなにより女帝を負かしてやらないとな……。
それさえこなせれば数多くの者を幸せにできる。
そのたったひとつがきつい。
「……」
明人は人知れず冷たい微笑を浮かべた。
この苦悩を誰かと分かち合うことだけはできない。
そんな彼をよそに、エルエルは屋内の面々を順繰りに見渡し、咳払いをする。
「不干渉という立場であるワタクシから話せるのは……少ないですがこれのみです。今お話したのことこそ邪龍ミルマ・ジュリナ・ハルクレートさまが復讐の怨嗟へと身を落とした原因なのです」
のよ、をつかないのは空気を読んでのことだろう。
人間にへちゃむくれと不名誉な称号を与えられた天使も、今ばかりは表情を固く強張らせていた。
ピリピリとひりつくような緊張を感じるのはなにも明人だけではないはず。
天使の降臨を差し引いても、現状が余談を許さぬ状況であることは明白たる事実である。
「ひとついいか? もし礼を欠く問いであってもこれだけは答えてもらいたい」
するとここで――もともとそういう顔だが――沈思黙考を貫いていた者が立ち上がった。
彼の場合ゆらり、という表現が本当に良く合う。さらに細長い脚で立ち上がると痩せた体躯が1本の枯れ木を彷彿とさせる。
「天界は友と龍の決闘をどう思う。審判の天使の考えをこの俺に提示してはもらえまいか」
身にまとうが如きおびただしい長髪が過分に流れた。
ムルガルの抑揚ない問いを受け、エルエルもまた彼を真摯に見つめ返す。
「当然、ふにゅーさまの分をわきまえぬ行動を楽観視しているものは天界におりません。ですが……それも種族たちのあるべき姿という見解で一致しております」
言い終わる前に昼の理を塗り替えるよう表情に陰りが落ちる。
ムルガルも「あるべき姿……か」とオウム返しをし、また口を閉ざす。
感情の読めぬ白い面構えだが、微かに険しい。理解こそできているが納得はいっていないという感じ。
僅かに間を開けてエルエルは再び顔を上げる。
「しかし龍族の在り方を天界が良い状況と思っていないのも事実です。無論、神も含めてととらえていただいて構いません」
芯の入ったコバルトブルーの瞳が神の代理のよう地上の民たちへむけられた。
「それでも紡がれていく歴史に過剰に手を加えることだけは避けたいのです。そしてその思惑ですら種の発展を望んでのことなのです」
彼女の言葉を疑うものがいるものか。
神という単語を使って虚偽を口にするのは冒涜に等しいのだから。信じるに値した。
「……そうか。天使よ、感謝する……」
だからかムルガルも矛をおさめざるを得ない。
握りしめた彼の拳からすぅ、と力が抜けていくのがわかった。
「冥界が龍玉を再拝したのよね。なら天界も翻る道理をもう1度作ればいいんじゃないかしら?」
すると次は自分の番だと言わんばかりにユエラが歩みでた。
「それなら龍玉を無効化できるし、明人も指輪の力で焔龍さんに勝てるしで万々歳じゃない?」
提案をしながら「どうかしら?」ちょいと小首をかしげる。
下顎に指添え、もう片側の腕が滑り込むことで豊満な胸部がもちあがって歪む。
しかしその提案もまたムルガルが遠回しに天界へ助力を願うのと同様だった。
「あれはもとよりルスラウス様ご自身のお力を指輪に秘めたものです。そうなると現状で翻る道理を再拝することはあまりに過干渉となってしまうのです……」
「え、だって前はよかったじゃない!? あの指輪のおかげで私たちは拡散する覇道の意思を討伐できたのよ!?」
ユエラは鋭い剣幕でまくしたてる。
しかしそれでもエルエルは折れず。
苦しげな表情で首を横に振った。
「翻る道理の能力が解明しているとあればそれはもはや神が直接手を下すことと同義。……他ならなくなってしまいます」
「そんなっ!? 頑張って解明させたから使えないなんてそんなの絶対にオカシイわよ!?」
ユエラはたじろぎながらも唇を強く噛み締めた。
溜めたマナで担い手の願いを具現化する神より賜りし宝物――翻る道理。
あの超常的な力さえあればヒュームですら龍に立ちむかうことができよう。
それに明人とて再拝を考えなかったわけではない。
――天界が重要視しているのは道具を使う過程、無作為に超過技術を与えることだけは絶対にしないはず。
種族たちの歩みの妨げにならぬよう、種族たちが各々に成し遂げられるよう。天界は天界で不自由な道理を敷かねばならぬのだ。
そしてここにいるのは人だ。人だからこそ超過技術という過ぎたるモノの不自由さを知る。
明人は、すくみ震える肩にそっと手を置く。
「エルエルを攻めたところでダメなものはダメなんだよ。これは理不尽じゃなくてちゃんとした道理の上でのとりきめなんだ」
外套に阻まれぬ肩は驚くほど華奢で、温かい。
珠の肌は爪を立てれば紙のように跡がついてしまうのではないか。そんな憂いを抱いてほどに精巧で、どうしようもなく女性だった。
それでもやはりユエラは悔しそうに噛み締めている。
「なら龍玉はどうなのよ! 冥界の神が龍玉を再拝するのは黙って見てるだけなんでしょ! 天界は地上よりも冥界を贔屓してるってことじゃない!」
「あれはあくまでラグシャモナ様が龍に龍玉の使用を選択させただけなのです……」
反抗。そして唯一の光明はエルエルにぴしゃりと閉ざされてしまう。
こうなってはもはや引く以外に方法はない。
「……くっ! そんなの納得できるわけないじゃない……!」
ユエラは鋭角ばった眉尻と長耳をしなり垂らした。
明人も、自分のために牙を剥き、おさめてくれた礼は「ありがとうな」忘れない。
その妹と同じくらいの高さにある頭をどうどう。軽く叩きつつ天使に1歩、歩み寄る。
「エルエルも忙しいところわざわざ出向いてくれてありがとうな。なにはともあれだけど、情報の提供はすごい助かった」
「……ワタクシにして差し上げられるのはこれくらいです。天界が冥界を止められなかったばかりに……大陸がこんなことに……」
エルエルは今にも泣きださんばかりに浮かぬ顔でテーブルにちょこんと座っている。
伏せるまつげから落ちる影がしゅんと伸び、背の翼をゆるくはためかす。
「そんなにしょげるなって。なんとなくだけど天界は大陸の未来を思って行動しているだろう? それくらい新参者のオレにだって伝わってるよ」
「本当に……ごめんなさい、ですのよ……」
浮かぬ表情にも微かな疲労が見え隠れしている。こちらもままならぬのであれば、あちらもままならぬということ。
すべては龍玉という宝物の消失から始まっている。そうなれば謝罪するべきはとりあえず天使でないことだけは確かである。
「いたっ――……い?」
エルエルは驚いた感じで額を両手で覆いながら目を丸く見開いた。
ブルーの瞳の前にあるのは人の差す指が1本。
強くやっていないからそれはきっと脊髄反射だろう。
だって明人はこの期に及んで笑っているのだから。
「オレの知ってるのは奪われた過程だけで龍玉の行方まではわからない。それなのに協力を申しでてくれたことにも感謝してるよ」
まるで妹にむけるような優しい笑顔で、しょげた天使の頭を指で梳くように幾度も撫でてやった。
いっぽうでエルエルは彼の顔を見つめたまま唖然とした様子。
「今回の作戦には天界の協力が不可欠だった。じゃなかったらあのドラゴンクレーターでの夜に道は閉ざされてたはず。その上で邪龍の情報まで包み隠さず教えてくれたならば言うことなし。いたれりつくせりでバチが当たりそうだよ」
最上位に君臨する彼女だからこそ冥界の暴走を操作出来なかったことくらいとうに理解しているはず。
こうして顕現してくれたのも誠意ということだろう。ならばこれ以上攻めることはただの八つ当たりになってしまう。
するとエルエルも――一瞬だけ辛辣そうに悲痛めいたが――日当たりの良い笑みをぱあ、と広げる。
「いえいえですのよ! 前回はまともにお話できなかったので丁度よい機会だったんですのよ!」
飛び立ち、くるりと空中で前転をくれ、口調だっていつも通り。
軽やかな浮遊だがやはり一部分だけ女性よりになった重量感がたっぷりと躍動する。
重さに負けて満月のような尻を天に突きだし背骨が弓なりに弧を描いていた。
「それではワタクシもこの辺で、お暇させていただくんですのよっ!」
かざした手には審判の由縁たる天秤が顕現する。
片側には1枚の羽が、もう片側には……なにも乗っていない。
そこはなにかが乗るのだろう。罪かはたまた罪を犯した者自身の一部か。
「グルドリーにも仕事を押しつけてきてしまいましたし、上司としてしっかり面倒を見ないといけないんですのよー!」
同時に天空に現れたのは輪っかだ。
天使と輪を一緒に視界へおさめると、まるでそれは絵で見る天使の輪っかのよう。
そしてエルエルはわざとらしい調子で、輪にむかう最中に羽を止める。
それから半分ほど振り返る。
「それと……ふにゅー様はもっとご自愛なさってくださいませ。少なくともワタクシから見た貴方様の生きかたは……見ていてとても辛いのです」
片手を上げた明人は気さくに「気をつけるよ」にっこり笑う。
対してエルエルも、ふふっ、と頬を緩めた。「それではまた必ず」再会を約束して円環へと昇っていった。
光を吐きだす輪が収縮し消え失せると、蝋の光がやけに暗く感じた。偉大な天使の影がまだ残っているとさえ思えてくる。
「なんか最後はやけに慌ただしかったわね。もう少しゆっくりしてけば良かったのに」
「あんなでもいちおうすごい天使だから忙しいんだろう」
天使の影を追ったままのユエラがぽつりと漏らし、明人もなあなあな感じで応じた。
ともあれ情報の収集はおおよそ上手くいった。邪龍がなぜそこまで龍の根絶に躍起になるのかは天使の口によって語られた。
すべては愛が生んだ怨念であり、どうしようもない事故。とりもどせない過ぎ去った――過去の秘め事。
しばらくの間面々は天使の帰った方角を眺める。
するとようやくといった感じでムルガルは重い腰をもち上げた。
「そろそろ俺も帰るとしよう。今宵は馳走になった」
短くそう告げ、腰に巻いたエプロンを外し外し帰宅の準備を整える。
夜もすっかり更けていた。彼も帰るべき場所に帰ったなら明日に備えていい頃合いのはず。
さんざんつき合わせてしまった明人は頭をかきながら背を見送る。
「今日はわざわざ呼びつけてごめんな。今度は混み入った用のないときにでも招待させてくれ」
「俺は美味なる供物を胃に入れただけだ、だから気にするな。それに天使と語れる機会を設けてくれたことを逆に感謝しなければならん」
そのまま黄色い尾を振って帰るかと思いきや、だ。
ムルガルは転移魔法陣のある位置の手前でふと立ち止まる。
「友よ、黒龍のために死に急ぐな。俺にもなにかできることがあれば手伝わせてくれ」
重い瞼をした半目がじろりとこちらを見据えた。
ぼそぼそと籠りがちな呟き。そして低血糖そうな横顔と長い腕を垂らし、猫背。
それでも確かに彼の瞳には友を案じる思いが籠められている。
「じゃあ決闘の当日にでもまた会おう。スードラに遠距離観戦用の魔法を頼んでるから特等席でオレの試合を見ていてくれ」
言いながら明人は右手を差しだす。
するとムルガルも躊躇することなくその手を握り返す。
この1人と1匹にとっては意味ある握手だった。
はじめて出会ったサーガ神殿でダモクレスガーゴイルを倒したときに明人が教えたもの。今となってはさも当然のように別れの合図だった。
「そして……あとは自分の頭で考えて行動してくれればそれでいいよ」
まるで女性の手のようにコブなく感触の良いひら。
こちらは指のつけ根がゴツゴツとして働く人のひとひら
どちらも冷たい手で、がっしりと互いの絆を確かめ合う。
「……把握した。ではな」
今度は振り返ることなく。ムルガルはそのまま転移魔法の発光に包まれ、消えた。
心が麻痺しているとはいえ、さっぱりした別れ。もともとクールな性格をしていたのかもしれない。
天使と龍。ふたり欠けただけであれだけ賑やかだった屋内に静寂の帳が降りる。
来客が帰れば静かなものだ。もうスードラとエスナはぐーすかと寝息を立てて落ちている。
あとは眠気のままに眠るだけ。入浴を澄まし寝床につけば羊を数える間もなく朝を迎えられることだろう。
「じとぉぉ……」
ただもうひとつの問題さえ解消できればの話だ。
テーブルの上には空いた酒瓶が2本も転がっている。
1本はムルガルと飲んでいたものだが、飲みきったのはリリティアである。そしてもう1本はおそらくエルエルの降臨中に干したもの。
「……ういっく……ですぅ……」
リリティアは出来上がっていた。
可愛らしいしゃくりあげる音と一緒になって国旗のような翼もひくひく上下する。
血色が良いのは頬だけではなく顔全体にまで至っている。そしてしきりに白い鱗の尾っぽで床をぴたぴた叩く。
「今日はずいぶんと悪酔いしたわねぇ……。酔いすぎだからお風呂はいらないほうがいいかもしれないわ……」
ユエラが酸っぱい顔をする横で、明人も渋い顔をすることしかできない。
リリティアの様子が明らかにオカシイのは昼間からずっとだ。しかも明人目線から見れば帰ってきてから、ずっと。
人に手を上げることも彼女らしくなければ、こうして楽しい酒を飲んでいないのもらしくない。
ユエラは気だるそうに腰へぶら下がっている雑嚢をごそごそ、漁る。
「んもー……明日に響くから酔い醒ましの薬だしておくわ……」
顆粒を包んだ包み紙を手早くとりだし、テーブルの上に置く。
しかしリリティアはいっこうに手を伸ばさない。
どころか頭を鈴のように揺らがしつつ、とある1点からなんときたりとも目を逸らさない。
「天使ぃ……まれぇ……?」
辛うじて理解できるくらいに、ろれつがまったく回っていない。
目は今にも閉じてしまいそう。イスの上から落ちてしまいそうなほど体も左右に揺れている。
「ほらほら! お風呂入ってきたら私も一緒に寝てあげるからしっかりしなさいってば!」
ユエラがぱたぱたと水を用意してくるが、それでもリリティアはそちらを見やしない。
――はぁ……。せめてお帰りくらいはきちんと言ってほしかったかな……
明人も明人でそろそろウンザリだった。
とはいえきっかけを作ったのも自分だということは忘れていない。
そしておそらく彼女は龍の現状を実際に見ることで諦めさせようとしていたことも、彼はとうに理解している。
じっ、と。見つめてくるリリティアの心を理解していても、やらねばならなかった。
いずれこの世界は闇に呑まれて滅ぶ。
このまま種族の足並みが揃わねば青い世界と同様。あるいはそれ以上に過酷な結末を迎えることになる。
事実を知っているのは落ち延びたたったの1人だけ。
たった1人の孤独な戦い。自分自身の約束を貫くため、自分のための、自分勝手な戦い。
底で見上げた空は戦友との誓いによって閉じられている。
そんな不器用で、愚かで優しく勇敢で、臆病な人間がいた。
そんなどうしようもない彼を、飽きずに懲りずに優しく、見つづけていた者がいたとする。
「天使まで呼んで調べるほど……――そんなに怯えてしまうほど……」
蓋が開かれていく。井の底に黄色く眩しい光が差し込む。
空よりも澄んだ色をした瞳が、彼の浸かった淀みを……ずっと逸らすことなく見守ってくれていた。
「――アナタは邪龍が怖いんです?」
……………
日と月は巡る。
もう幾ばくもしないいうちにその時を迎えきたる。
世界が蒼と焔の決闘を見届けんと、月を追う星のように決戦の場を目指した。
この緑の世界の命運を賭けた死闘の幕が上がる。
♪♪♪♪♪




