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10-2

 集められた聖女の数は12人。彼女らは俺と大聖女の周りを囲むようにして立ち並ぶ。そして一人の聖女が俺と大聖女の前に紅茶を置いて、定位置に戻った。

 皆んな可愛い女の子たちだ。歳はレナちゃんよりも少し若いぐらいのはずだから。15歳ぐらいだろうか?皆、シスターのような格好をしている。

 美少女に囲まれて、それでいて見られている。ものすごく恥ずかしい。


「あの、何故俺が神様だと?」


 もう一度、俺はこの質問をしてみる。

 すると大聖女は意外そうな表情をした。


「私は太陽の神に仕えるもの。仕えるべき神と同等の力を持つ他の神に気づかないはずがございません」


 分かるような分からないような。


「俺はどこも神様らしくないと思うけどな」

「確かに。あなた様はどちらかというと人間らしい」

「そりゃあ、まだ神様になったばかりだから。人間辞めて、神様になって10日ほど?」


 その言葉に大聖女がピクリと反応を見せた。

 それと同時に周りにいる聖女たちにどよめきが現れ始める。


「今、何と?」

「神様になったばかり、と」

「なったばかり?神は生まれた時から神ではないのですか?何故、人間が神になるのですか?」

「それは俺を後継者に選んだ神に言って欲しい」


 大聖女はただただ困惑した様子で。


「あなたは何の神なのですか?」


 と聞いてきた。

 何の神?

 そう言えば何の神だ?

 他の神には太陽の神とか、月の神とかその神を表す言葉が始めにつく。


「分からない」

「分からない、とは?」

「あの神様は俺に何も教えてくれなかったから」

「あなた様を後継者に選んだ神のことですか?」

「そういうこと」


 大聖女はなるほどと頷く。


「あなた様は少し、他の神と違うということですか」

「違う?」

「あなたたち」


 俺の質問に答えることなく、大聖女は周りに並ぶ聖女たちに声をかけた。


「神におもてなしを」

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