表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/92

7-2

神殿を出た俺とレナちゃんは街を散策することにした。

広い街だ。

商店街みたいな所を歩いたり、博物館に入ったり、図書館に入ったりとまるでデートのよう。

あれ?

ものすごい幸せだ。

このまま神様にならずにこうして生きればいい気がする。

でも何かを忘れているような。


「何だったかな」

「どうしたの?」

「いや、何かを忘れているから」


レナちゃんと会う前。

そうだ。

フィナさんだ!


「そういえば、フィナさんどうしてるだろう」

「フィナさん?」

「ちょっとした知り合い。もしもフィナさんと出会わなかったらレナちゃんとは会えなかったな」

「その!」


レナちゃんが勇気を振り絞ったかのように、聞いてくる。


「彼女?」

「いや、違うよ。ただの知り合い」


だね。

うん、そのはずだ。


「良かった」


レナちゃんが小さく呟いたのは聞かなかったことにしよう。

とは思ってはいけないと少しずつ思い始めて来た。

いい加減に、レナちゃんとの関係をはっきりしないといけないな。


そう思ったそんな時。

これはささやかな未来の話。

もしも俺がこの街に来なければ、俺が神様に干渉しようとしなければ。

こんなことは起きなかっただろう。

この日、この時間。

モンスターたちが街を襲おうとしていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ