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6-5

聖女様の、よ、う、や、く!

神殿には7つの階級がある。

トップに大聖女様。その大聖女の世話を含む聖女様。上から五番目、下から三番目にラルさんはいるらしい。

聖女様は若い女の子にのみ許されているらしく、歳を取りその対象から外れたら、大神官の座につくか、神殿の外に出ることが選ばされるらしい。

レナちゃんは外に出ることを選んだとのこと。

ちなみにだが、ルルという名前は聖女様の中で一番偉い人に付けられるらしい。

さらに追記。レナちゃんが何故あの親の養子になったのかは、この聖女様関係の面倒な掟が理由とのこと。

最後に言いたいことは、レナちゃんすごい!

ビューティフォー。

以上。


「聖女様じゃなくなったレナちゃんと、何1つ関係のない俺は神殿の中に入っても大丈夫なのですか?」


神殿の一室。

そこでラルさんに聞くと、ラルさんは不思議そうに首を傾げた。


「ええ。一般の方でもこの神殿に入って問題ありません」

「でも、レナちゃんから入ったらダメと聞いたんですが。神聖な場所だからと」

「ああ、おそらくルル様はさらに奥のことを指したのだと思います」


ラルさんの言葉にレナちゃんが頷く。


「入って良いと仰いましたが、もちろん一般の方が入ってはいけない場所はあります。そこをまとめて神聖な場所と表現しています」

「なるほど」


「…………まさか…………とは」

「…………いえ、私たちも…………」


部屋の外から話し声が聞こえる。隣の部屋に誰か入ったみたいだ。


「では、そろそろ行くかな」

「うん」

「もう行かれるのですか?ルル様、大聖女様にお会いになりませんか?」

「大丈夫。大聖女様は」


そう言って、口を噤む。

はて?


「そうですね。では、出口まで見送らせていただきます」


少しだけ興味があった。

レナちゃんの言葉の続きが。でも見ないことにした。見てはいけない気がした。

ちなみにですが、ラルさんは37歳、子持ちです。

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