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5-4

ここに来て、もしも一番の収穫をあげるならば、レナちゃんとの出会いよりも、俺は別の事をあげてしまうかもしれない。

それほど、この事実は大きかった。


「なあ、レナちゃんや。この本は?」

「それは神学についての本」


暇だから、俺はレナちゃんの家で本を読む。

すると、1つ興味深い本に出会った。

その本の内容は。


「神学?」


つまりは神様について。

この本の内容を要約してみる。


この世界には数多の神が存在する。

この数多の神々をまとめる最高神が存在する。例えばそれは、太陽の神、死の神と呼ばれている。言い換えると一人ではなく複数いる。

それぞれの存在の確認は証明されている。


どこにも、俺が知る神様について書かれていなかった。

そして、神の存在が証明されている点。


俺が知る神様はもしかして神様ではないのかもしれないという懸念が生まれる。


「どういうことだ?」


分からない。

あれは誰なんだ?

そもそも疑問は多くあった。

どうしてあんな小さな天界にいるのか。

神様の後継者に何も教えないのか。

そもそも神様の後継者がただの人間で務まるのか。


「どうしたの?」


レナちゃんが不思議そうに覗き込んでくる。


「レナちゃんが可愛いから」

「…………!」


声にならない様子だった。

まあ、とりあえず。

このことについて考えないと。

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