魔法触媒論
書く機会がなかった魔法の代償の話です。
神の力だから髪ではないんですよ、一応は
「気まぐれな時に突然始まる私、レイチェルと」
「・・・」
「どうしたのよ、ヘラクレイトス?」
「最近本編でずっとでてないし・・・忘れられてるんじゃないかな?(鬱)」
「大丈夫よ、アテナイ1の奇人変人がそう簡単に・・・あーたぶん大丈夫だと思う!作者から出番は残ってるって聞いてるし。」
「ああ、クレイステネス・・・俺も世界にあれくらいの影響残したかったぜ~」
・・・
さて今回はヘラちゃんが落ち込んでるので、妾レイチェルがメインコメンテーターを務めます。
「ニャア」
今回はどうして魔術の代償が時間魔術と空間魔術では異なるのかという根本的な部分の話です。
まず時間魔術の色素ですが、いきなりメタが入りますが仏教の色即是空の考えが一番近いです。
色、(存在するもの)即(時間を経過)是(イコ一ル)空(存在を認識できないもの)
という解釈で使っています。
「色」を言い換えると存在情報の集中による情報の具現化がそれにあたり、存在情報を希薄化することで時間経過を早くしたように見せかけるのが時間魔術です。
これが顕著に表れるのか光学的な存在情報ですので、希薄化すると光に存在を伝える要素、色素が希薄化し消滅します。つまり色素が消えます。
空間魔法は空間の振動を用いています。このため指標となるものが必要なのですが、髪の毛を用いるのは、髪の毛の自己情報は、術者の自己情報と同一のため振動空間内でも情報共振により存在認識が容易であるためです。
これが手や足というよう可動部分を用いるとその時の形状や、動かす速度で情報量が変化します。
このため自己情報を持ち、切り離しての情報固定が容易な髪の毛が用いられているのです。
術者の存在情報を含まない、他のもので代用しようとすると非常に困難になります。
例えば湖を1000倍圧縮の空間で見た場合に、中性子性のスプーン1杯が同じようなものに見えます。
これは、存在情報が重量でしか発生しないためにおこるのですが、たとえもう少し穏やかな条件でも炭とダイヤモンドは同一に見えます。
指標が発信する情報で参照できる座標が多いほど術者は楽に術を行使することができるのです。
この点、自分そのものを使い捨てられる髪の毛はベストと言えるでしょう。
「この説明・・・誰?」
「ニャア(知らない)」
「説明しようと思ったら、終わってた。そう言えば最上級の時空魔法の触媒って何になるのかしら?」
「ニャアニャアニャア(作者が爆ぜろリアル、弾けろシナプス、バニュッシュメントディスワールドっていってた)」
「はい?」
「ニャア(もうすぐクリスマス、リア充爆発しろ!っても)」
「人体の一部爆発消失とか本当にありそうでいやね・・・」
追伸)その際の爆発は爆縮反応になります。From作者