表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

01.これから毎日家を焼こうぜ?(数十軒)

新たな登場人物▼


8人目、空間人。

見える範囲の空間を自由に操ることができる。詠唱などの制限は一切ないが、気体で満たされた空間にしか能力を使用できない。

トーナメント形式にしようとも思ったが、やはり乱戦のほうが激しさが増すであろう、という理由から、舞台として「どこかの街」を選んだ。人は住んでいない。


さて、街中に登場人物が散らばったところで、乱戦開始。


早速東方の人が「さとり」に変身したようだ。ゆ虐から東方キャラを知ったので筆者はひらがなしか知らないが、心を読む能力を持ったキャラである。

どうやら待ち伏せをする作戦のようで、一応飛行能力を持ったキャラのはずだが、徒歩で近場の公園へと向かっている。


それとは真逆で、非平和的な開始を飾ったのがプラスルであった。住宅街を通り一つづつ消し炭にしていくという、残虐なことをやっておきながら、本人(人ではないけど)は鼻歌まじりである。


さて、「散らばったのにおかしくないか?」という速さで、東方の人と空間人が出会った。場所はプラスルが居るのとは少し離れた住宅街に近接する、狭い公園。しかしここからでもズドンズドンという物騒な物音はしっかり聞こえている。

空間人は能力で瞬時に間合いを詰め、攻撃してきたがさとりの能力ゆえに先が読めているため全く命中していない。

それもそうだ。空間人は自信の能力に攻撃スキルがないため、どうしても武器依存になってしまう。それに速度もそこまで速くない(当作品比)ため、先が読めさえすれば簡単にかわすことができる。


…が、さとりにも攻撃手段が無いため、攻撃するには何か武器を使うか別のキャラに変身する必要がある。

と、東方の人がもたついている間に、空間人は新たな技を繰り出した。


「結界」と呼ばれる壁は、空間と空間を強制的に断ち切る壁である。そしてこれを敵を覆うようにして発動すると…相手は動けなくなる。

空間人は結界を素通りできるので、ここを攻撃しまくる。地味だが仕方がない。

しかし、そうは問屋は卸さない。東方の人は機転を利かせてありすに変身した。

ありすの能力は「人形を操る」、これに人間を操る能力も付随されている。つまり、数秒チャージは必要だけれど、

見事空間人は東方の人の手中に堕ちた。


意識さえ完全に操られているため、この間の記憶は残らない。東方の人はこの時完全なるしもべを手に入れたのだ。

まあ、ありすの変身をとけばこの魔法も解除されるのだが。


2人は公園に潜んだ。



一方その頃。ミライは魔法陣を描くための杖を小脇に抱えたまま、メモ帳に何かを書き込んでいた。

いや、書き込んでいるものは魔法陣だ。

魔法陣の形をしていればどの媒体でも発動することができるため、メモ帳にあらかじめ書いておいて使い捨てることもできるのだ。

ちなみに大きさの制限はないが、大きいほど範囲が広くなり、威力も高くなる。魔法によるが。


今描いているのは火の粉を飛ばす魔法陣だ。これで倒せるはずもないが、光るものは目を奪うというし、牽制目的には十分であろう。50枚入りのメモ帳が半分使用済みになったところで、ミライはまた歩き出した。

そしてすぐにぶち当たった。

貸しビルの間を抜けた先。まるで焼きつくされたかのような住宅街があった。

かろうじて、道路の構成などから住宅街だったとわかる。しかし、もう殆ど跡形も無い。


思わず飛び出したミライ、そこには電気属性攻撃で有名なプラスルが鼻歌交じりに住宅街を焼いていた。

これから毎日家を焼こうぜ?という方も真っ青の焼き方。まさに、「これから毎日街を焼こうぜ?」


顔面蒼白になったミライは、その場で描ける最大の防御魔法陣を展開し、魔力線を繋いで無限に魔力を供給できるようにした。


これで一応防御はできたことになる。しかしプラスルが思いの外遠かった。

行ったことがない場所の文章表現って難しい。今回は近かったから良かったけども

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ