表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お姫様のガーディアン  作者: 河野 る宇
◆第2章
5/19

*目覚めからじんわり騒動の予感

 朝──

「ふむ……」

 目覚めたベリルは伸びをして、しばらく考える。しかし、何をすればいいのか思いつかない。

 とりあえず着替えて庭に出る。色とりどりに咲き乱れた花が、心地よい香りを放って青年を迎えた。

 咲きほころぶ花に、その口元をゆるめて見つめる。

「ハッ!?」

 視線に気付いてその先に視線を送ると女性の庭師が2人、ジッとこちらを見ていた。

「おはよう」

「おはようございます」

 丁寧に挨拶を返されたが妙に居づらくなってその場を離れかけたそのとき……

「ベリル様」

「!」

 1人の庭師が、彼にいち輪のバラを手渡した。

「どうぞ」

 にこりと微笑まれる。

「……すまない」

 真っ赤なバラをどうしろというのだ……当惑しながらそれを受け取り、庭から足早に去る。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ