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第3話「トゥーハンド」

「大変だよ、晴社くん!!」


「突然なんすか?雨寺博士」


「気付いてしまったのだよ」


「何がですか?」


「この発見は世の中を動かす」


「何がですか?」


「これから世界が変わる様を

横で見ていたまえよ」


「だから何がですか?」


「雨が降ったら君はどうするかね?」


「家出ないっすね」


「そうじゃない!外に出なきゃいけないときは

君はそのままずぶ濡れなのか?」


「あー、傘さしますね」


「そうだろ?技術革新が目まぐるしい現代

人類はまだ傘をさしているんだ」


「はあ……」


「そして、近年の法改正により

自転車の傘さし運転は罰則が…」


「で、何を発見したんすか?」


「そう、自転車に乗る時

傘さしが危険と言われるのは

片手がふさがるからだ」


「そうですね」


「ならば、自転車に傘を固定すれば

両手でハンドルが持てるじゃないか!」


「…いや、それ」


「晴社くん!さっそく開発にとりかかろう

材料の調達からはじめてくれ!!」


「雨寺博士……それ違反です

しかも、その発想すでに100円ショップ

とかで売られてました」


「な……なんだ……と!?」


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