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勇者召喚を任されたけど、案外・・・  作者: 三田(サンタ)さん
9/19

魔王城は今日も平和です?

魔王軍幹部は過半数が女です

クラウン・・・肩身狭いww

魔界−王都

魔界と言っても他の大陸と変わりなくただ魔王が治める大陸なだけである。

そこに魔王軍幹部−クラウンが帰還した。

「ひでぇ疲れた。」

実姉にぶっ飛ばされ帰還その後に持ち帰った資料の解析をしなければならない。人員を増やしても結構かかる。すると


「クーーーラーーーウーーーン!!」

「ぐっはぁ」


幼女が魚雷のように飛んできた。

「い、痛いっす・・・お嬢」

「身体強化をしながら魔力で覆って全力で飛んできたもの、そんな事よりもクロエのことを教えて!」

「そんな事って・・・魔王様に報告があるからそのときに教えますよ。」

「分かったわ。じゃあ行きましょう!」


魔王城−執務室

「おかえりなさいクラウン・・・リズも一緒に来たの?」

室内にはリズの親である魔王が事務作業をしていた

「お邪魔します、お母さん。クロエのことを聞きたいから来ちゃった!」

「分かった。早速報告を聞かせて・・・飲み物は水かお茶、オレンジジュースね。」


「お茶で!」

「オレンジジュースがいい!」

「ふふ!お茶とオレンジジュースね。」

魔王は微笑みながら扉の奥に移動して飲み物を持ってきた。

(実力は有るし周りも認めているから良いが部下にまで子供の様に接するのはやめてほしい・・・威厳的に考えて!)

「お待たせ、報告を聞かせて」

「了解!王都の中に侵入しその後は図書や資料の複製を全て、今は俺の亜空間内に設置しています。これはこの後に城の扉と繋げて来ます。複製後は一度外に出て王都上部へ行き結界の強度を確認しました。部下は、連れていなかったので人形を使ったんですが結界を攻撃して直ぐに姉が来ました。前に喧嘩した時よりも強くなってましたね。後ろに召喚勇者が居たのですが・・・悪魔でした。」

「ん?悪魔って勇者になれるの?」

「なれるらしいです。ここにあいつの召喚の資料があるのですが、あの勇者は二人目だそうです。

一人目は元の世界に送還、その後にあの勇者が召喚されました。実力はわからず、結界外に転移したときの魔力酔いでダウンしていました。後は姉に吹き飛ばされ帰国。お嬢によろしくとも言ってました。」

「分かったわ!お疲れ様。

資料の解析は部下にまかせてゆっくり休んで、何かあれば言ってね。」

執務室から出ようと移動して、自分の考えを伝える。

「これは予想ですが、近いうちに勇者連れてこっちに来ます。」

「へぇ!遊びに?」

「多分、勇者の顔見せと情報の共有ですよ。

お嬢、お菓子持ってくるそうですよ。」

「本当?やったぁ!」

お子様の反応が微笑ましかった。


魔王城−執務室の扉の前

魔王軍幹部の一人アーサーが魔王様に資料を持ってきて扉前にいた。

(魔王様に部下の喧嘩の被害報告・・・人的被害は無いが、一部の部屋が壊れた。修復もしたし問題は無いけど一応報告を・・・)


「・・・予想ですが、近いうちに勇者連れてこっちに来ます。」

「ッ!」

(勇者?襲撃か・・・対策をせねば!)


魔王城−執務室

「では、報告は以上です。失礼します。」

クラウンは執務室から出て行った。

「アーサー?魔王様になんか用があるのか?」

「勇者がここに来ると言うのは本当か?(襲撃)」

「なんだよ盗み聞きか?まぁいいや、予想だけどな姉と一緒に来ると思うぞ!(顔見せ)」

「そうか・・・分かった」


アーサーは急ぎ勇者の対策をするために他の幹部に報告をしに行った。


「アーサー?魔王様に用は?」

クラウンは困惑した。

報告書


些細な事から部下同士が喧嘩し室内が半壊

見かけた私が喧嘩を止めました。(物理)

話を聞くと幹部のアーサーとラミアのどっちが

か、可愛いとのくだらない理由での喧嘩、

お嬢様の教育にもよろしく無いので罰として

半壊させた室内は当人等で修復、私がラミアと

情報の共有をしました。

今後は部下の教育をより厳しくしていくとラミア

と二人で決めました。

                  以上

魔王軍幹部 アーサー

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