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勇者召喚を任されたけど、案外・・・  作者: 三田(サンタ)さん
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因みに関係性は新年の挨拶にハガキを送り合う仲です

「なんだぁぁ!こりゃあああぁぁぁ!」

左右から現れた巨大な手に押し潰されそうになり、慌てて魔力で障壁を展開させた。


「なに・・・これ。」

魔力酔いが覚めつつあるリリスも目の前の光景に驚愕した。


「魔力酔いは治りましたか?」

「えぇ!それよりも・・・あれはなに?」

体調はまだ回復していないがそんな事よりも目の前に光景が信じられなかった


「手です!」

「は?」

「手です!」

「そこじゃない!誰があの物体の説明を求めたのよ、あんな魔法は聞いたことがないから何って聞いてるの!」

「魔力の手です!」

「・・・」

リリスは初めて殴りてぇと思った。


「ふふっ! 部下なんて初めてなので少し気分が高揚しています。まぁ実際は魔力です。あれはただ魔力を手の形で硬化させ魔力操作で動かしています。」


普段無表情の上司の笑顔に不覚にもドキリとさせられた・・・魅了?自分が掛ける事はあっても掛かるとは思ってもみなかったリリスは少し戸惑った。


「あれが・・・魔力の塊?」

「はい!あれに実体はありますが、攻撃力はそこそこです。魔力を吸われて気絶くらいですので捕獲等で重宝してます。」


「へ、へぇ~」

リリスは説明を受けても少し信じられなかった。あれだけの質量を放出、操作にどれほどの魔力を使用しているのかこの人の底はどれ程なのか


「気になりますか?」

「え?」

クロエは眼鏡を取り出してリリスに渡した。よく見ると柏手は続けており、今度は自身と同じ大きさの魔力の手と収納魔法らしき物が見えた・・・まだ余裕ありそうだな


「これは?」

「鑑定眼鏡です!」

「ふ~ん」

「自信作です!」

「自作!?」


リリスは驚きつつ眼鏡を掛けた

「っ!なにこれ」


名前: クロエ

種族: 人族 Lv 647

スキル: 身体強化 魔力無限 創造魔法 分身 変身

解析 能力付与 能力回収 剣召喚 光魔法 new:魅了 

加護: ○○○○○○

耐性: 状態異常耐性 

称号: 転生者 超越者 マイペース センスw 

    ○○○○○○○○


魔力の手(大)

消費魔力: 160000 

効果: 魔力吸収 硬化


魔力の手(小)

消費魔力: 16000

効果: 硬化 


収納魔法

消費魔力:

「あまり周りを見ないように。」

クロエは魔力の手(小)でリリスの眼鏡を外した。

「今のは?」

「その眼鏡を掛けると目に映るもの全てに鑑定をかけます。なので対象を決めて鑑定をする必要があります。水晶等の物を使用した鑑定なんかは対象を決めての鑑定ですが眼鏡等の周りを直接鑑定する道具は対象を決めないと自動で全て鑑定してしまいます。

・・・説明をする前に使用しているんですもん。人体構造が違うとはいえ、痛みや疲労に関しては同じと思われます。お気をつけて下さい。」


「・・・はい!」

リリスは少し驚いただけで体調に変わりは無かったが素直に返事をした。


「さて、そろそろです。・・・身体強化」


障壁が解除され魔力の手が閉じられた。


「殺すきかぁ!」

「この技じゃ死なないですしこの程度じゃ死なないでしょう!・・・お久しぶりです。今は魔王軍の幹部になられたのですね。おめでとうございます。実家に報告ですね!」


「やめろ。お前が俺の所在地教えたお陰で実家から農作物が送られてきたわ。ご丁寧に手紙と『私が育てましたの』写真付きでな」


「まだ交流はあるのですねよかったです!」

「あの・・・」

「はい?」


「知り合いなの?」

「えぇ、弟です。元人族」

「はぁ?」


リリスは本日何度目か分からない驚愕をした。


ストックは無いので、不定期更新です

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