ぶっちゃけ、どうとでもなります
「さて、まず勇者様には二つ選択肢がございます。
このまま私共と魔王軍の討伐に行って頂くか、このまま元の世界に戻るかです。」
「戻れるんですか?」
大体の物語などは二度と帰れない・魔王を倒さないと帰れないなどが多い為自分もそうだと思っていた。
「えぇ、帰れます。召喚直後の時間に戻れるので問題ないですし毒の耐性を取得しているので例の薬も効果が無くなっている筈です。因みに、そちらの世界では魔力が回復出来る手段が無いためスキルは使えないと思われます。耐性等は身体に刻まれる効果の様なものなので問題はございません。・・・どうしますか?」
「・・・帰りたいです!」
少し遠慮しながらもハッキリと言った
「わかりました。ではこの鏡をお持ちください」
「・・・可愛い柄の手鏡ですね」
鏡の縁に花が付けられ持ち手には宝石が嵌められている。なんというか女児〜な手鏡であった
「言わないでください。それしか無かったんです。
その鏡は遠いところとの会話が出来る道具です。
私の自信作です。元の世界に送還されたらその鏡に″戻りました″と言って下さい鏡が消えます。」
時間が空いたときによく色々な道具を作る
性能は怪物級なのだが、外見は壊滅級(今回はマシ)の
魔力で動く魔道具である。
「言わなかったら?」
すると彼女の隣の空間にモニターの様な物が出て来て一言
「貴方の日常がリアルタイムで此方に流れます」
「・・・こわっ!」
その後は問題なく送還した。
-玉座の間-
「報告を聞こう」
王様が言った
「はい。勇者召喚後に魔王討伐の意志が有るかを確認、帰還を望んだので送還させました。因みに、此方が今回の召喚された勇者様のステータスです。」
私は、今回の報告と召喚された勇者の能力値が記載した報告書を渡した。
「・・・毒耐性って確かちょっとやそっとじゃ付かなかった筈では?」
「はい。私も驚きました耐性系は本来、心身の限界に達するとその耐性が付与されるのですがたった一度で取得してしまうとは凄いですね。」
「まぁよい。勇者の送還は確認出来たのか?」
「問題なく、手鏡をもたせて元の世界に帰れたときに報告をするようにして頂きました。鏡は報告後に回収されます」
「相変わらず凄い性能の道具だな・・・あいわかった、引き続き召喚をしてくれ。
以上 解散」
-クロエの自室-
また準備に取り掛からなければ・・・そういえば
私のステータス、最近更新していなかった。
名前: クロエ
種族: 人族 Lv 647
スキル: 身体強化 魔力無限 創造魔法 分身 変身
解析 能力付与 能力回収 new:剣召喚 new:光魔法
加護: 創造神の加護(隠蔽)
耐性: 状態異常耐性
称号: 転生者 超越者 マイペース センスw
創造神のお気に入り(隠蔽)
主人公だけで魔王いけんじゃね?