力が欲しいか?・・・今でも十分な強さなのに
クロエの実家-リリスside
「クラウンへ仕返しをします。」
「どうやって?」
食後に休憩を挟み落ち着いた所でクロエが言った。
元々そのつもりでは?
「まぁ、最終的には私が直接すり潰すのですが「何をどうやって」で・す・が」
「はい」
「肉体的ダメージはそれで返せても、精神的なダメージは与えられないじゃないですか。」
「いや、すり潰している時点で結構精神ダメージ入ってない?」
多分前に見た巨大な魔力の手で潰すのだろうけれど
あれって確か、
「前に見た巨大な魔力の手ですり潰すのであれば、確かガードされていなかった?」
「えぇされましたね。なので前にミツキさんが遠距離スキルが欲しいと言っていたので、それともう一つ魅了スキルを追加であげます。」
「魅了ー?」
隣で大人しく聞いていたミツキが問う。可愛い
「はい。相手に継続効果は無くとも一瞬の隙が出来る方法として魅了です。遠距離の方は望むものを差し上げます。」
「なんでもいいのー?」
「えぇ、なんでも構いませんよ。」
「じゃぁー・・・」
魔王の国ミョルニア
「姉貴はいつ来るのでしょうねぇ・・・ん?お前は、クルリだっけか?」
クラウンが城の周りを歩いているとアーサーの部下のクルリが向かいから歩いて来た。
「はいぃ!狂り回る繰る来るクルリです。よろしくですぅ。」
「・・・自分で考えたのか?その挨拶」
「えぇ、自分の名前を覚えてもらうにはインパクトがなければぁ!」
「気に入っているならいいや、それよりもお前の上司は?」
別にこれと言って用があるわけでも無かったが今朝方から見ていないため部下であるクルリに聞いた。
「アーサー様でしたらもう間もなく落ちてきますよ。」
「へぇ・・・上司の扱い辛辣じゃないか?てか落ちてくるって何?」
同僚の居場所を聞いたらその部下のストレスが溜まっていた。
「いえいえ、そんなまさかアーサー様の事を悪く言うだなんて私にはとてもとても、因みに落ちて来るのは、少し前にクラウン様のお姉様の所にアーサー様が飛び出して行きましてですねぇ!」
「アレって・・・なんで飛び出して行ったんだ?」
やはり辛辣な呼び方には一旦置いておき、話を進める。
「どうやら、クラウン様の報告の時に聞いていたらしく、その時に思ったのがクロエ様の魔王国の訪問では無く襲撃の方に思ったそうでぇ。」
「それで真実を確認するために突撃していったと・・・何故俺に聞かない。まぁ良しとして、それで?」
「その時に何を思ったか、この間城内でみんなで視聴した運動会の時のクロエ様の記録を拡大パネルにして、本人に見せるという鬼畜をしましてぇ!その矛先がクラウン様にぃ」
「えぇ・・・なんで持ち出してんだあの馬鹿」
その場限りの意味知らねぇのか!しかもなんで拡大パネルを作成してんだ。気に入ったのかよ前世の姉貴を
「その後はぁ・・・あ落ちてきました。」
「ん?」
瞬間、クラウンとクルリの横にアーサーが落ちてきた。
「取り敢えず回復後に事情聴取だな。お前も来い」
「了解ですぅ!・・・軽食は持っていってもぉ?」
「ん?あぁ好きにしろ。俺のも頼む」
クラウンは、足元に倒れているアーサーを担いで医務室に向かった。
クロエside
「私の部屋にあったものですが私物はそのままです。
中身もそのままでした。ですが魔力の痕跡に私以外の物がありました。まぁクラウンのでしたが、複製した時のやつですね。」
「で、どうするの?」
「分からないので直接聞こうと思います。今日はもう遅いので明日・・・ミツキさんにスキルを渡して馴染ませる事も考え3日後で」
「分かったわ・・・ミツキも眠そうだし」
「そういう事なのでよろしくお願いしますねガリュウおじさん。」
奥で両親と酒を飲んでいたガリュウに向かいクロエが言う。
「わかった!ミョルニアに連れていくんだな。任せろ・・・それワシの酒じゃぁ、あ?パシリじゃねぇよ!なんじゃ、アッシー君て」
「では、今日はもう寝ます、お休みなさい。」
私室に2人を連れていき就寝に移った。
ミツキside
「はい。これで遠距離も可能なスキルと魅了スキルが使用可能です。魅了に関してはリリスから聞いてくださいね」
「わかったー」
念願の遠距離スキルを手に入れたー。
スキルの名前は魔力想像と言って望む形を魔力で作れるってー。前にお姉ちゃんが遠距離攻撃は出来ていると言ってたけれどー、欲しいものは欲しいのー。
魔力を多く使うけれどお姉ちゃんと同じく大きな手を作ることも可能だってー。それにー
「ミツキさん、まずは最初に魅了をONとOFF出来るようにしましょうか。現在魅了効果ダダ漏れで今すぐにでも襲・・・甘やかしそうです。」
「言葉を誤魔化した!だいぶ限界ね!」
「んー?わかったー!」
「んっ!」
魅了を貰った時から2人への大好きが外にあふれてて、どうにかしないと思ったー
ミツキの訓練とクロエ・リリスの耐える訓練が始まった。




