一体何時の間にそんな大きいパネル写真を用意したんですか?アーサー様?
道中-リリスside
目的地を魔王の国-ミョルニアからクロエの実家に変更したら何故か魔王軍幹部が飛んできた。
何を言っているのか分からないし関連性は全くないけれども実際その通りなんだもん
横にはミツキが丸太に座っていた。
「その丸太は何処から?」
「そこの木ー」
見ると切株の横に木の枝葉部分が植えられていた・・・器用ね。
「私も座るわね!何か食べましょう。」
「私も貰っていいですか?」
「え?」
突然背後から声を掛けられ驚いて振り向くと見知らぬ鎧騎士が立っていた。声からして女性だというのが唯一分かる出で立ちだった。
「どちら様?」
「誰ー?」
「申し遅れました。私は、あそこにいる被害妄想の部下のクルリと申します。種族はデュラハンです。」
「おー!」
「この世界の部下に当たる人等って、皆上司のことをクセの強い呼び方をするの?」
自己紹介しながら頭を持ち上げるクルリにリリスは少し戸惑った。ミツキは少し燥いだ。
「というかどうして此処に?」
「それはですね。アーサー様がまた妄想強めに勘違いをして周りに報告をするまではよかったのですが、そこから自分でなんとかすると言う思いに至りまして、その時間が食事時だったのもあり来たのが私だけに・・・」
「上司のことよりもご飯を優先した!?」
「私もご飯がよかったのに・・・あそこでチョキを出していれば」
「上司の扱いは何処も乱雑ね。まるで嫌なことを押し付け合うかのように・・・まぁいいわ。一緒に観ながらご飯を食べましょう。」
リリスはクルリに座るように促し食事用意した。
「ありがとうございます。美味しいですね。」
「嬉しいわ!ありがとう。」
「美味しかったー」
「「速っ!」」
会話に入ってこないと思っていたら黙々と食事をしていたミツキに二人は驚いた。
クロエ-side
実家に向かおうと思ったらアーサーが来た。また勘違いをしてる?一度思い込むと熱が冷めるまでに時間がかかるのと毎度のように周りに被害が出る。そんなだから部下とかから(周囲に)被害(を出す)妄想と言われるんだよ。
「何故こんな事をしたんだ!」
「こんな事って?」
「惚けるな!お前が勇者を連れて、魔王様を倒そうと考えている事は分かってるんだ!」
「は?」
「それをお前は、お前・・・なんでロリになっているのだ?」
少し冷静になったアーサーがクロエ見て戸惑った。
「今?ていうかロリ言うな。これは、色々合って魔力を効率よく循環させるのにこの姿が一番だからで・・・そんな事よりも魔王様を倒すって何処情報?」
「まだ言うか!クラウンが持ち帰った情報と書物によってお前が勇者を召喚して魔王様を倒しに向かう最中なのだろう!」
「いや、それは・・・」
「昔はあんなに可愛いかったのに」
と涙を滲ませたアーサーがクロエ(前世)の写真をスッと取り出した。
リリスside
「にゃぁああああ、なにをしてくれてんですかあああぁぁ!」
離れた位置でクロエが絶叫していた。
「にゃぁって・・・もう初期の格好良かった面影は無いわね見た目と凄く合っている」
「にゃー」
ふとリリスが横を向くとミツキが猫耳のポーズで鳴いた。リリスは思わず抱きしめた。
「可愛い!」
魔王国-ミョルニア
クルリside
「報告〜被害妄想がまたです。誰か行って〜」
同僚からの報告を受けて周囲がざわつく。
そりゃあそうよ、今食事中よ!タイミングを考えて欲しい物だわ
「で、誰が行く〜?私は前回行ったから私以外で〜」
「了解ぃ、じゃぁ他の人らでジャンケンだぁ!」
「「「OK」」」
「では、いきます、じゃーんけーん・・・」
「「「ぽん」」」
「「「行ってら〜」」」
「行ってきますよ!全くもう」
チクショウ




