恥の多い人生をお送りします
−迷宮内−スズリの屋敷
まさかあの封印していた私の写真やら映像が集団に公開されているとは、思いませんでした。
昔創造魔法を使用した時に思った物をそのまま創造したので自室にあったアルバムやら勉強机やらが出てきてしまった・・・なぜあの時自分の収納魔法に入れなかったのか分かりませんが鍵をするだけでは駄目だったようですね。
「魔王城に急ぐ理由ができてしまいました。」
「大丈夫?私達は魔王城に同盟を結びに行くのよ?間違っても開戦の合図を取りに行くわけではないのよ?」
リリスが戸惑いながら言ってくるが心外ですね。
「もちろん、分かっていますよ。」
「そう!それはよかっ」
「今から私達は魔王軍の幹部を一人消しに行くんですよね」
「いや、ちがっ」
「魔王軍の組織構成を変更しに行くんですよネ」
「・・・」
「ね♡」
「ミツキさんどうしよう。」
「んー?」
「クロエさん激おこ」
「なんとかなる・・・かなー」
「安心材料が欲しかったわ」
激おこクロエに対してあまり触れることは出来なかった。
「まぁ、こっちは頑張れとしか言えないな・・・急いで迷宮から出るのであれば従業員用の通路があるけど使う?」
「お願いします。」
「了解」
見た目幼女になっているクロエの後ろになんか見えるのだけれども何あれ・・・般若?
「まずは、私の実家に行きます」
クロエは少し落ち着きを取り戻した後次の行き先を言った。
「実家?」
「えぇ両親がこの事を知っているのか聞くのと実家にある私の物を収納魔法に仕舞おうかと。」
「弟さんが持って行ったのでは?」
「多分複製して持ち出したのかと」
「バレにくいし便利ね」
リリスは素直に感心した。
実際にクラウンの複製は本物を増やす魔法である
条件はあるが世界に一つしか無い物を増やす事ができる。
「では私達は行きます。近い内にまた遊びに来ます。」
クロエは迷宮から出るため轟たちに挨拶をした。
「おう。気を付けていけよ」
「また来るにゃ」
「じゃあの」
「お気を付けて・・・」
3人は地上に向かった。
「嵐の様な奴らだったなぁ」
「その嵐の原因お前だけどにゃ」
「主!今回の一件での報酬が欲しいです。」
「あぁ、分かった。なんか好きなもの言え用意して・・・今なんか呼び方可怪しくなかった?」
「いえ、敬愛する主様に向ってそんなまさか。」
「やっぱりなんか違うよね!」
「慕われているってことじゃないかにゃ?」
「そうか?ならいいか」
(ナメられてるとも言うにゃ)
ダンジョンは今日も変わり無く営業中
−クロエside−
地上に出てきた3人はクロエの実家に向かっていた。
「ここからクロエの実家まではどのくらいなの?」
「ここからですと、魔王国ミョルニアの中間より少し先ですね」
クロエは地図を取り出し説明した。
「・・・魔族の国の名前なんて初めて聞いたわ。」
「言ってませんでしたっけ?」
「聞いてな「なんか来たー」い・・・え?」
ミツキが指を差す方向を見ると黒い騎士が向かって来ていた。
「ん?アーサー!?」
よく見るとそれは魔王軍幹部のアーサーでありしかも何故かブチギレていた。
「やぁ!アーサーどうしたの?」
「どうしたもこうしたもあるか!お前は私等とは友好的な関係を築いていたと思っていたのに、これは一体どういう事だあああああぁ!」
「えぇ・・・なにがぁ?」
クロエは只々困惑した。
「お前が勇者を連れて我が国を襲撃に来るという報告が挙がっている。」
「そうなの?」
「知らないわよ、私に聞かないでよ。」
クロエはリリスの方を向いて聞いたが知るわけない。そんな事実はないのだから。
「魔王様のところに行く前に私が相手だああああぁ!」
「その前に話を聞いてくれない?」
「問答無用。」
「あぁ、やっぱり?あと気になったのだけれどクラウンの時もそうだったけれど、なんで魔王軍幹部様とも有ろうお方が部下の一人も連れていないの?慕われていない?」
「くたばれええええぇ!」
「っ!・・・まだ話しているでしょうがぁ!」
「お黙り!」
(うわぁ・・・火に油をひっくり返したよ。あとアーサーだっけ?結構お上品な言い回し・・・お黙りって)
二人の乱闘を離れた位置から見ていたリリスは少し冷静になった。
「何時まで続くかなー」
「どうでしょうね」
ミツキは楽しんでいたがリリスは半分諦めが入っていた。
魔王国−ミョルニア
「アーサー様どちらへ?」
何も話が進まない対策会議を抜け出したアーサー
(一体どういう神経をしているのだ周りは、勇者が魔王様の所に来るのだぞ!なのに『大丈夫じゃないですか?』だと?何故そんなにも楽観的で居られるのだ?魔王様に害となるものは消す!それは私等の仕事だろう)
「こうなったら私が直接向かってやる!」
こうしてクロエのもとに向かったアーサー。
魔王城−門番
「なぁ、クロエさん勇者連れて来るってよ」
「はぁ?なんで?」
「いや、向こうの国が同盟を組むだかなんだか。」
「へー。・・・アーサー様・・・絶対に勘違いをしているよな」
「だなぁ。何事も無ければいいが・・・勘違いに気付いた後のアーサー様が羞恥に身悶えているのが凄く可愛い」
「あぁ分かる」
ミョルニアは今日も平和です。




