アットホームな職場ってブラックのイメージが強いよね
ダンジョン内−クロエ
ダンジョン内を進む3人は4階層にまで来ていた。
「さっき貰ったのは使えるのー?」
道中クロエが貰った武器について聞いてきた。
「使え・・・ますね。近接から遠距離武器まで形を変えれるみたいです。魔力消費も多量ですが問題は無いようです。」
クロエは武器に魔力を流し武器の動作を確認する。
「おー!すごーい」
「まぁ検証は後にして進みましょう。」
「わかったー」
「了解・・・何か向こうにあるわ。」
しばらく進むと店のような場所に着いた。
そこにはリリスとは少し違うサキュバスがいた。
「いらっしゃい。初めて見る顔ね・・ここの説明は必要かしら?」
「お願いします。」
「ここはサキュバスの店よ。ダンジョンの中だけど結構繁盛しているわ。この店の中に限り戦闘行為は禁止で、万が一店内でサキュバスに暴行しようものならダンジョン全体で指名手配されるわ。ここ迄で質問は?」
サキュバスの説明後にクロエが質問をした。
「私はクロエと言います。まずは、ここで店をやる目的、次に中で行われている事、を教えてください。」
「主は言いました。」
「ん?」
サキュバスが金貨をスッと取り出して
「これで好きなものを買いなさい・・・と」
(ダンジョンの外に出れるんですね。)
クロエは口には出さずに思った。
「そして我々は色々なものを買いました。」
「リンゴ」
「串焼き鳥」
「ラーメン、チャーハン付き」
「一人ガッツリいってんな。」
リリスが思わずツッコんだ。
「そして、我々は思います。・・・まだ食いてぇと生きるのには魔力さえあれば良いとはいえ、娯楽を覚えてしまった。主様には感謝していますが続きが欲しいと思ってしまった。そこで我々は考えました。」
「今何か読み方違くなかった?」
「最初に主様に定期的の小遣いを要求しました。サキュバス以外にも渡さないといかず、その場合スライムやゴブリンの報酬が貯金される一方になってしまうから却下されました。」
「お酒飲むのー?」
「次に我々が考えたのは自分らで稼ぐ事、流石に街で働くと我々がダンジョンの魔物とバレてしまう。そこでダンジョンの中で店が出来ないかを主様に聞き、店を作っていただきました。」
「その主様って迷宮主よね。え?何、恨まれてるの?」
「いえいえ、我々配下に優しく接してくれますよ。
ここはアットホームな職場です。」
「ブラック企業かな?」
クロエは苦笑いで言った。
「いらっしゃい」
サキュバスが店内に入って来た。
「一つ幾らですか。」
近くの人に話しかける。
「お?貴方ここ初めて?ここは美味いよ値段は一番高いので銀貨3枚と少し高いけど値段に見合った味だよ。はいこれメニュー表」
「ありがとう。」
しばらくメニュー表を眺めた
「すみません。このラーメンとチャーハンをください。」
「あいよ」
しばらくして、ラーメンとチャーハンが届いた。
すると
「お客さん初めてだろ。これサービスね。」
煮卵とチャーシューが追加された。
初めてのラーメンにサキュバスは大満足だった。




