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【番外編】ルカ・サレスから見たこの世界③

改稿致しました。

改稿に伴い②→③へ変更となっています。

※大筋は変えていません③も少し改稿(書き足しました)しています。





 あの大事件から1年。


 マリーローズ嬢と子爵家の処分に始まり、事件の後処理はやはり大変だった。貴族社会も学園も一時期不安定な空気となったが、そこは王と王太子であるセドリック様の統率力、影やリューの暗躍によってすぐさまそんな雰囲気は霧散した。もちろんシール公爵家をはじめ、ラナルザ嬢のカーター公爵家やエルーシャ嬢のブラウン侯爵家の影響も大きかった。


子爵は特にマリーローズ嬢を利用して王家へ取り入ろうとか、国家転覆などを考えていたわけではなかった。でもだからこそ調査が難航したとも言える。何も出ないことが疑わしくてさらに調査するといった具合だったらしい。

元々素直な人だったんだろう、素直に奇跡を信じ、そのまま信じこんでいたのでマリーローズ嬢がやらかしたことの大きさを理解したとき、自ら命を断ちそうな勢いだった。


 そんな子爵だったけど、その実直さで領民に寄り添う統治を行っていたようで、小さいながらも子爵の領地の民からは大層慕われており、嘆願書や領民の直訴がひっきりなしだったこともあって、本来なら重罪だったが、謹慎の上、降格処分ということになった。今は新しい領主の補佐として、領民のために、国のためにと身を粉にして頑張ってくれているようだ。


 雨降って地固まるじゃないけど、信頼度は以前より増した気がする。うん、やっぱりすげぇなセドリック様もリューも。


 セシリア嬢も今はすっかり元気になり、学園へも復帰している。

 しかも前よりもずっと表情が出るようになり、ますます美しさに磨きがかかり、輪をかけてセドリック様とリューのガードが固くなっている。そんなことしなくても、誰もセシリア嬢を君たちから奪わないと思うけどね。


 もう悪夢は見ていないらしい。本当に良かった。

 それどころか、セシリア嬢は最近いくつかの国難を未然に防いでいる。悪夢ではない夢で。


 先日も、局地的な大雨のせいで川が氾濫するところを先に河川工事を行い、住民を避難させていたおかげで死者は出なかった。


 あれ?それってイベントだったような……。


 ゲームではヒロインであるところのマリーローズのおかげ解決することができるやつ。無自覚の転生者の本領発揮なのか?


 そんなことが重なって、セシリア嬢は近々聖女に認定されるらしい。


 前世では辛い思いをしたんだし、今世だって小さい頃から悪夢のせいでキツイこといっぱいあったんだ。転生者の知識でもなんでも、危機が回避できたことは事実なんだし、これからいっぱい幸せになって欲しい。


 そしてなんと俺は侯爵子息になった。

 あの事件で手柄を挙げたからと、うちは陞爵となり、伯爵から侯爵となったのだ。

 父さんが泣いていた。いや、母さんも。なんなら、じいちゃんも。


 俺としてはすごく複雑な気分。

 だって俺個人としては特に手柄なんて立てちゃいないんだ。

 全部リューの犬として、言われるがまま動いていただけ。

 でも喜んでいる親族を見ていると、これはこれで親孝行、親族孝行が出来たのかと嬉しい気持ちもある。


 今後はモブ位置をキープしつつ、しっかり近衛騎士団の一員として勤め上げるつもりだ。





 でも、その前に……。





**




「やべぇ、こんな大変だと思わなかった」


 俺は近衛騎士団と辺境護衛団の合同演習に参加している。


 年1回あるこの合同演習は希望すれば見習いであっても参加が可能だ。

 今回は辺境近くでの演習だったため、王都から馬車で12日ほど移動し演習場へ行き、3日間の合同演習、その後また王都へ15~20日ほどかけて帰還するという長丁場だ。帰路が行きより長めに行程を取っているのは、演習で疲れた人馬のためだ。途中温泉にも立ち寄るらしいので、皆楽しみにしている。


 それにしても、今の俺、もうHPヤバいかもしれん。

 演習後でも1日で山くらい平気で越える辺境警護団のこと尊敬するわ。

 近衛騎士団もっと頑張らないと……いや、違うな、俺か。


 今回演習に参加して、現場をしらない青二才ってやつだったとつくづく感じる。他の近衛騎士見習いとも、辺境警護団の見習いとも全力で与えられた任務に当たった。よく食べよく飲み、よく怒られた。自分ではだいぶ強くなったと思っていたが、訓練場とは勝手が違った。ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ天狗だったかもしれない鼻をポキリと折られた。


 でも楽しかった。


実は合同演習には別の目的があって参加を決めたのだが、参加して良かった。文字通り寝食を共にするんだ。絆が深まらない訳がない。他の近衛騎士見習いで今まで顔見知り程度だった奴らとも仲良くなれた。今回は気を抜くと大怪我することもある実技を伴う演習だ。だから何度も父さんに確認された、本当に参加するのかって。もちろん参加するからには、別の目的があったとしても真剣にやるつもりだったし、俺のことを特別扱いしないように父さんにも頼んでいた。


セドリック様やリューという国の頂点にいるような奴らといることが多くて、時々忘れてるけど、俺も高位貴族の端くれだから、下位貴族の奴は気後れすることがあるらしい。うん、気持ちは分かる。


 基本的に近衛騎士所属でもないリューがこのような演習に参加することはない。それでもリューと一緒なら、と何度も思った。リューと一緒ならもっと楽しいんじゃないかって。もっと大変の間違いかもしれないけど、それでもいいからリューと参加してみたいと思った。リューの考えた戦術で辺境警護団と戦ってみたい。いつかそんな日が来てもいいように、俺も自分の目的を遂げよう。







 ギシギシいう体を半ば引きずりながら、俺は目的を探す。



 おっと、いたいた。

 やっぱり目立つな、あの髪色。


 そう、実は今回の演習場所がマリーローズがいる村の近くだったのだ。演習場所から馬車でさらに3日ほどのかかる辺境の村。なるべく早く着きたかったし、鍛錬も兼ねてと思って馬にしたけど、想像以上にキツかった。途中馬の乗り換えの時は、俺の足腰も取り替えて欲しいと思った。


 あらら、同じ村の若者かぁ?

 腕組んで森に入るって、何しに行くんだよ。まったく、頭の中はいつまでもフワフワか。いやむしろ逞しいかも。


「もう君さー、無駄なあがきはやめたら?」


 俺を見た途端、ピンクのフワフワが踊る。さらにふわっと。


「え……ルカ様?! ルカ様だぁ~! 嬉しい、助けに来てくれたんですね! 私、信じてました。ルカ様なら絶対私のこと助けてくれるって。だってあの時だって私のこと庇ってくれましたもんね」


 はぁ、ほんとに変わってない。ある意味尊敬するわ……。


「んな訳ないでしょ」

「えー、照れなくてもいいんですよぉ。私、ずっとルカ様のことが……」


 うわっ、こんな時でも構わずアタックするの?すげーな。


「だからー、そんなつもりないって言ってんじゃん」

「いやいや、またまたー」


 なに、このオバちゃんみたいなの。


「私、ルカ様のこと好きだったんですよ。真っ赤な赤い髪、紫水晶のような目。高い背にしっかりとした筋肉がバランスよくて……」


 いやいやいやいや、ずっとセドリック様狙いだったじゃん。何となく逆ハーレムも薄く狙ってるような感じはあったけど。『まずは王太子からよね、やっぱり』とか言ってたの聞こえてたっつーの。


 しかし、舐めまわすように見られるのって、いつまで経っても慣れないな。


 おかげ様でルックスは恵まれていると自分でも思う。ま、ザ・王子のキラキラセドリック様や真っ黒なお腹はしっかり隠していつも必殺技のキラースマイルを振りまいているリューには負けるけどね。一応攻略対象者だったし。だから言い寄られることも昔からよくあった。


 最初はさ、これがリア充かーとか思ってたけど、俺、極力ゲームには関わりたくなかったから、モブ希望だったし、全然知らない子とか全く何とも思ってない子からすごい重いのくるの、ダメだったわ。気になる子とかならまた違う受け止め方したんだろうけど、残念ながらまだ出会ってない。


「君、転生者でしょ? このゲーム知ってるからヒロインだって信じてるんだよね」

「え?」

「『目覚めた聖女と3人のKNIGHTS-ナイト-』」

「!!」


 目が点になるってこのことかぁ。


「何で、それ……」

「俺も同じだから。前世の記憶持ち」

「え? えぇ~?!」


 せっかく可愛い顔なのにね、ビックリしすぎて面白い顔になってるよ。


「じゃ、じゃあ、今のこの状況がおかしいってあなたも分かるでしょ?」


 なんか急にあなた呼びになったぞ。


「別に」

「何でよ? おかしいじゃない。3人の誰かと、いえ、逆ハーだって狙えたはずなのに、なんで私が追放されてるのよ!」

「俺は実際にゲームしてた訳じゃないし、どうしたら正解とかは知らないけど。でも君さ、もっとちゃんと現実を見なよ」

「現実?」

「そう、たしかにここはゲームの世界かもしれない。でも、ゲームそのものじゃないんだ。分かるだろ? 君も君の意志があって、俺は俺でゲームのキャラじゃない。ここではこれが現実でゲームじゃないんだ」

「?? 言っていることがよく分からないわ。私はヒロインよ。だから幸せになれるはずでしょ。現にゲームを思い出してから学園に入るまでは何をやっても上手く行ったもの。なのにゲームスタートの学園に入ってからなんにも上手く行かなかった。攻略対象者といい感じになったって思っても、そこから全然進まない。みんなすごくかっこいいし素敵な人なのに……。それってどう考えてもあの悪役令嬢のセシリアのせいだって思ったわ、だって絶対おかいしいもの。そのセシリアだって学園にいても全然意地悪してこないし、あの冷たい顔で何考えてるのか分からなくてよけい怖かったわよ。だからゲーム通りに修正しようとしたのに……。だって本当はみんな私のことが好きだったはずだもの。セシリアは婚約破棄されないといけないから私が言っただけなのに。なんで? なんでなの? なんで私がこんなところにいなくちゃいけないのよ!!」


うーん、一口によく話せるね。興奮した時の前世の姉のよう……。


「だからさ、君はゲームのままと思って行動したから良くなかったんじゃないの? だって、俺もそうだけどみんなゲームのままだった?ほんとに?外見は同じだったかもしれないけど、ちゃんと俺たちの中身を見てた?」

「え?」

「うん、俺たちだけじゃなくて、セシリア嬢もそうだし、周りの友達とか、みんなのことちゃんと見てた? ゲームと本当に一緒だった?」


 マリーローズ嬢は答えない。


「一緒なはずないんだよ。だって、この世界で生きているんだもん。みんなちゃんと自分の意志で、自分で考えてる。もしかしたらゲームのイベントの正解を引き続けたら、君の望んだようになったかもしれないけど、そんなことはあり得ないんだ」

「で、でもっ!」

「だから今こうなってるんじゃん、実際。そろそろ現実みようね」

 

 なんかすごい目で睨まれてんだけど……。

 けど、ほっとくともっと面倒だしなー。


「だからさ、君、このままだと殺されるかもよ?」

「は?」

「は、じゃないよ。誰を敵に回したと思ってんの」

「え、セディはそんなことしないもん」

「うーん、まぁセドリック様はねー、もうどうでもいいと思ってるっていうか……。君さ、ほんとにゲームやってたの?」

「やってたわよ! なかなか逆ハーにならないし、まだ途中だったけど、あらすじは読んでたからハッピーエンドだってことは知ってたもの」


 ははーん、なるほどね。

 中途半端な知識で転生しちゃったんだ。俺と一緒じゃん。

 ならリューのバッドエンドとか知らないのかな?


「ま、それならそれでもいいんだけど。君は一番怒らせちゃいけない人を怒らせてるわけ。で、その人はまだまだ君に怒り心頭なの。君はこんなところでって言うけど、君が言うこんなとこでも五体満足でいること自体に不満なわけ」

「え……」

「そう、だから俺は忠告にきたの。早めに自分から国外退去したほうがいいんじゃないってね」


 ま、言うことは言った。


 これから彼女がどういう行動を取るかは彼女次第だ。

 もしリューが動くなら、もう誰にも止められない。セドリック様でも、たぶん無理だな。


 これは好意というよりも自己保身。

 リューが動いた時の後のことを考えると、その方が頭が痛い。

 あとはちょっとした俺の中での思いからの独断専行だ。

 実際無謀だった部分もあるけどね。カラダイタイ。


だけど、このままだと確実にリューが殺りに来る。

このふわふわピンクのマリーローズがセシリア嬢に暴力を振るうまで下手に手出し出来なかったのも、今の今までリューが直接的に動かなかったのも聖女の可能性があったから。


 リューが直前まで情報が掴めなかった原因の一つに彼女の奇跡があったのだ。


 どうやら、マリーローズは元々はあのピンクの髪ではなかったらしい。これは元子爵からもそこの使用人達からも証言が取れている。子爵が見つけ出したときはブロンドだったようだ。それがある時からどんどんピンクブロンドになり、学園編入前に完全にピンクとなっていったため、奇跡だと、聖女に違いないと申告したらしい。


 さらにヒロイン気取りの――いや実際ヒロインだったんだ、ゲームでは――予言的な言動により、元子爵や神官の一部が聖女だと信じてしまったのは無理もないことだったのかもしれない。


 どうして髪色が変化したのかは俺にもわからない。

 髪を染めるという技術はこの世界にはまだないし、かつらという手はあるけどピンクの髪はかつらではない。もしかすると、いつ転生を自覚したのか知らないけど、自覚したから髪色が変化したのかもしれない。

 そう思うとどんなことがあってもゲームだけはスタートさせるという力が働いて奇跡を起こしたのかも……。

 そこについてはあまり考えると震えるのであえてスルーしておこう。結局ゲームは見えない力で強制的にスタートはしたけど、結果、今だもんな。


 そう、もうすぐセシリア嬢が聖女と認定される。

 つまりマリーローズの聖女説は否定されたんだ。

 だからリューは動くだろう。


 そりゃ彼女のやったことは俺的にも許しがたい。結局酷く怖い思いをさせて泣かせちゃったし。だからといって人生強制終了させられるほどかって言えば、そこはチャンスをあげてもいいんじゃないかって思う。いや、甘いっていうのは分かってる。ザ・貴族社会からみたらその場で殺されてたって表立って文句は言えないくらいのことだっていうのも。


 でもさ、いくら後ろ暗い取引やら影を取りまとめる総大将っていっても、今までリュー自身が人を手にかけたことはない。直接的に自らの手でってことになると、やっぱりさ、色々背負っちゃうと思うんだよね。


 俺だって近衛騎士団を目指すからには、そういうこともあるとは覚悟している。

 ただし基本的には護衛対象を守るべき行動の中で発生するものだと思っている。もちろん守るだけじゃなくて先制を仕掛けないといけないこともあるだろうけど、それでも理由がある。今後王となるセドリック様を王妃となるセシリア嬢を、そしてリューを守り抜く。仕事として、誇りをもって対応するつもりだし、そこで起こったことにはちゃんと向き合うつもりだ。


 いつかリューも自らの手で対処しないといけないこともあるかもしれない。公爵令息で王太子の側近だ。命を狙われることもあるはずだ。今後これから大人になっていく上で、そうせざるを得ないこともあるかもしれない。


 だけど、そういうことは極力ない方がいいんだ。今こんなことで背負い込むことじゃない。まだ俺たちは10代後半。今後もし、そういったことがあっても今のこの時があって良かったって思えるような時間にしたい。


 リューだけじゃない、セドリック様にもセシリア嬢にも他の学園に通っている学生みんなにもそう思っている。だって、アオハルってそういうものじゃない?だからあいつにもまだまだ色んなこと楽しんでもらいたいんだ。

 少しでも青春は長いほうがいい、どうせ大人になったら色々と付きまとう。貴族だからね、綺麗事だけじゃないよ。それくらい分かってる。 


 うん、甘いよね、知ってる。

 けどさ、これは俺の独りよがりな罪滅ぼしと願いなんだ。


 

 だから、ぜひフワフワ頭には自ら退去頂きたい。

 俺らの青春と、そして俺の快適モブ生活のために。


 

 

 何とかまた帰りも馬を飛ばして近衛騎士団に追いついた。


 俺が抜けることは、一緒に行動していた同じ見習いのグループのやつらにだけ打ち明けて、戻ってくるまで何とか取り繕ってもらった。皆この演習でかなり親しくなって「男の友情だ」と約束してくれたし、実際戻ってからも特にお咎めはなかった。


けど、もうヘロヘロだった俺はその後2日ほど馬には乗れず、馬車の荷台で荷物と一緒に運ばれて行く羽目になった。体力がないやつと思われて次回の演習外されないといいけど……。


 

 



**




「ルカ、ピンク頭が消えた」

「え?」

「影から報告があった。何日か前に国外へ出たそうだ。村の若者何人かと」

「そうなんだ。ま、それならそれで良かったじゃん、監視する対象が減って」

「まぁね」


 そっかー、良かったー。HP極限まで減らしても行ったかいがあったなぁ。


王太子の執務室、すでに自分の机があるリューズはトントンと書類を整える。

セドリック様は今日はシール公爵家へセシリア嬢に聖女の話を伝えに行っているため居ない。


窓から差し込む光を浴びてさらに輝いてみえる。うんうん、俺の親友は、今日も素晴らしくイケメンだ。 そうそう、こうやって穏やかに眺めることがモブの醍醐味。


「ところでルカ、合同演習はどうだった? 演習終了の後さ、君ちょっといなかったみたいだけど……どこに行っていたのかな?」


あのニコニコの笑顔が俺を見ている。


あー……。デジャヴ。

やっぱりリューを出し抜くなんて、いや、そんな大それたことを考えていたわけじゃないけど、無謀だったんだな。


「君はさ、余計なことしないで大人しく俺に飼われていればいいんだよ」


 それって友人に言う言葉ですか-!

 でも、そう言われて満更でもない俺がいる。



ワンコ属性設定効きすぎじゃね?





お読みいただき、ありがとうございました!

誤字報告、本当に助かります。


また不定期に続けるかもしれません。

ブクマ等頂ければ嬉しいです。


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