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神の啓示01

その日、王国中の人々が望んでいた、「神の啓示」が行われた。


2年前、「魔王」の復活が確認されたというニュースが広がったとき、人々は恐慌状態に陥った。

前回の魔王討伐が行われてからまだ8年しか経っていない。そして、魔王討伐に必須となる5つの「神器」は、10年ごとにしか起動できない。

つまり、2年間も魔王の恐怖にさらされ続けなければならないのだ。

討伐から魔王復活までの期間が短くなってきているという指摘はこれまでもたびたびあったが、10年を待たずに復活するのは歴史上はじめてだった。


混乱を収めるため、王国は急いで魔王に対抗する体制を整えた。

魔王の存在によって発生と活動が活発になることが予想される「魔物」に対抗するため、軍に魔物討伐の部隊を編成し、各地へ展開した。

各地の街と主要な街道に「魔」の存在が嫌う結界設置した。

カバーしきれない村や集落の人間を可能な限り避難させた。


2年間で、「魔物」による被害は心配されたほど大きくはならなかった。

王国の対応は、魔物については効果的だった。

小物の魔物については設置した結界で遠ざけれられ、大物の魔物は各地の軍が連携して討伐することができた。


一方、魔王については心配されたほど活動せず、ほぼ復活地域に留まっていた。

それにも関わらず被害は甚大だった。

襲撃を受けたと思われる街は2つ、村は8か所、小規模な集落は数知れず。

その住人の全員が、誰一人生き残ることなく死亡した。

魔王の移動を事前に検知するために斥候を派遣しようとしても、少人数では魔王の周りの強力な魔物に太刀打ちできなかった。

また、そこそこの規模の軍隊を差し向けても、魔王に遭遇したと思われる部隊は一人残らず全滅した。


人々は魔王におびえながら、神器を再起動し、「神の啓示」を行える日が来ることを待つしかなかった。

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