あとがき 2
ここまで読んでいただきありがとうございます
思った以上のたくさんの人に読んでもらい、感想をいただきました。
ありがたいことこの上ないです。
思うように行かなかった部分も、思ったより面白くなったお話も、書いていて楽しかったです。
エリオットとフィンの物語でしたが、他の人物の物語も機会があれば書きたいと思います。
その時また皆様の目に留まれるように、がんばります。
宗司 華
おまけ
「ねぇねぇ!この前公開した新作の劇見た?!」
「見た見た!!平民の女の子が王子に嫁ぐやつの続きでしょ?!まさか続きの劇は振られた令嬢の物語だなんてびっくり!」
「私振られちゃった令嬢が可哀想だったからすごい楽しみだったの!」
「ね!ラストの氷の教会…すっごくロマンチックだった〜」
「…北のラウザー領にその氷の教会があるらしいわ……」
「ほんと?!行きたい!」
「お父様にお願いして一緒にいきましょう!泊まれるコテージもあって物語のシーンを再現してるんですって!」
「わぁー!たのしみー!!」
「……エリオット?」
「なあに?」
「俺たちの人生を王都で知らない者はいないんだが?」
「そうね」
「…うちの領の至る所に俺の恥ずかしい過去が散りばめられているんだが?」
「そうね」
「…エリオット」
「フィー、それはね領を活性化させる
尊い犠牲よ」
「……なら仕方がない?」
「あ!フィー!私も劇場の隣で売ってるファングッズが欲しい!」
「君はいらないだろ…」
「私たちの結婚式の絵が売られてるんですって!」
「……聞いてないけど?!!!」
おしまい