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Eureka  作者: MOJO
24/24

エウレカ!

 ※※※


 淡く白い電光が瞼を刺激するようで、ボクはゆっくりと目を開けた。

「……山崎?」

 人の気配を感じて顔を横に向ける。ボクの視線に気付いた男が眼鏡の奥の疲れた眼を細めて微笑(わら)った。

侵略者(インベーダー)は? 倒せた?」

 伸びをしながらボクは訊いた。あちこち怠くて痛い。けどまあ、それもいつもの事だ。

「ええ。“いつも通り”。何事もなく、無事に」

「そうか。全く覚えてないんだが。まあ良かった」

 ボクはベッドから身体を起こした。

「一仕事終ったんだし、所長の(おご)りで焼き肉でも食べに行こうぜ」

「良いですね」

 山崎はベッドサイドの椅子から腰を上げた。

「でも、主任は今日一日は調整室ですよ」

「それ、毎回やんなきゃ駄目なの」

 ボクはうんざりして肩を落とした。

「駄目です。規則ですし。月生物から変な菌もらってたらヤバイでしょ」

「今までそんなことなかったじゃん。……まあ、しょうがないか。じゃあ焼き肉は明日だな」

 ボクの言葉に頷いて山崎は嗤った。





 そして、23XX年現在ーー人類はまだ滅びてはいない。




end

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