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動機
ガキの頃から憧れた正義の味方。
叶うはずがない夢だったが、自分なりに努力してきた。
運動とかかったるいなと思った俺は主に倫理観を鍛えてきた。
結果分かってしまった。
現代に正義の味方なんていらないのだと。
俺の掲げる正義が万人にとっての正義ではないから。
この時正義の味方を目指すことをやめた。
しかし、せめて人の役に立つような仕事。
小さな事から大きな事までなんでも請け負える仕事をしようと思った。
それが『必殺請負人』を設立する動機だ。
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「これよ!これが私の求めてたものよ!」
物語は一人の少女が文面とは裏腹に背景がグラビアアイドルという怪しげなチラシを発見したところから始まる。