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真実のメモリー  作者: おむらいす
病院生活
1/6

プロローグ


人類は常に進化している。その進化の象徴となるものが、宇宙に作り上げられた。

「人工プラネット」

その人類の最高傑作は、増えすぎた人口問題を解決するために活躍した。

これは、数ある人口プラネットの中の一つ、「Gプラネット」のごく小さな町での出来事...


「火事だ!」


人口プラネットが作られ、人類の生活が再び安定し始めてから99年...

Gプラネットの一つの町で、この事件は起きた。燃え盛る炎に飛び入る消防士達、それを見守る周りの住民達...彼らの注目を集めているのは、一軒の家だった。それはとても激しく、静かな夜だった...



「...ここは?」


とある病室で、少女は目を覚ました。見覚えのない部屋に驚きを隠せない。


「さて、レイナ=アシュリーさんの様子は...!?」


ナースと思われる女性が病室に入ってきて、驚いた顔でこちらを見つめる。


「やっと目を覚ましたのね!」


「あの...」


「よかった...あなたは1ヶ月も眠っていたのよ。ジェノシティで起こった火事に巻き込まれてね...」


「ジェノシティ?」


レイナは困惑した様子で、ナースに質問する。


「...え?あなた、自分の名前を言ってみなさい」


「すみません、わからない...」


「まさか...記憶を...」


「すみません」


「いえ、謝ることじゃないわ。あれだけ衝撃的な出来事だもの...仕方ないことよ」


ナースは必死でレイナを慰める。しかし、レイナは落ち着いた様子で質問を続ける。


「あの、私は誰なんですか?」


「あなたはレイナ=アシュリー。ここGプラネット、エリア3の一つの町、ジェノシティで起きた火事に巻き込まれた唯一の人間よ。」


ナースは一つ一つ、丁寧に答えていく。


「火事?」


「それは1ヶ月前に起きたわ...。ジェノシティの一軒の家が全焼したのよ。中にはあなたしかいなかった。消防士が中の様子を見る限り、母親と父親らしき人物がいたはずだったんだけどね...どういうわけか、誰の目にもつかずに逃げ出したみたいなの。犯人は近所の中年男性らしいんだけどね。自首したんだって。」


突然、レイナの様子が変わる。


「母親...父親...!」


レイナは目を見開き、頭を抱え込む。


「アシュリーさん?どうしたの!?」


ナースは焦りながらレイナの肩に手をやり、心配そうに見つめる。


「...大丈夫です。」


レイナの様子が元に戻る。


「よかった...何か思い出したの?」


「いえ、何も...」


「そう...」


ナースは残念そうにため息をつく。


「でも...」


「でも?」


「でも、何か思い出せそうだった。思い出してはいけないような、でも大切な何かが。」


「そうなの...困ったことがあれば、私たちに相談してね。いつでも力になるわ!」


ナースは必死でレイナを励ます。


「ありがとう...ございます」


ナースは病室を出て、レイナは一人になる。そして気づけば眠っていた...




今回が初投稿となります。

暇つぶし程度に書いていく作品なので、内容が薄いことがあるかもしれません。

もし気になって、読んでいただければ嬉しいです。

これからよろしくお願いします!

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