聞き覚えのある歌声
数時間後......俺は隊長のいる病室に向かう、
病室の前に立ち、ドアをノックする「コンコン失礼します」
ガラガラっとドアを開けた、そこには意識の無い隊長と、「七海さん?」
七海さんは隊長の手を握っていた、
「ピッ ピッピッ」と機械の音が病室に響く
「そこに座れ」
「はい」
俺はイスに座った、すると七海さんが隊長の手を握りながら、話をし出した、
「和也はいつも知りたがり屋だ、情報によると和也はシガイが連れ去った少女を追ってシガイに囲まれたそうだ」
「では何故?情報部隊は救援に?」「シガイが多すぎたようだ、和也はそのまま1人で」
俺は10年前のことや、全てが知ってるわけでは無い、
「すみません、七海さん、色々と聞かせてください、10年前のことも」
10年前だ...
「急に奴が現れた、その奴を私達はこう言う、
ヴィーナス、ヴィーナスは神からの罰といい、謎の寄生虫の入った瓶を割った、すると寄生虫は弱い人間から、殺しそれをシガイにした、ヴィーナスは必ず10年ごとに、後継者が現れる、だから永久に消えないだから私達は失わないと生きていけない存在なんだ、それに記憶を消された件についてだが、それはその後継者を殺すと、その時の事故などを全て消されるのだあと......」
「七海......」
話の途中だった、隊長が和也隊長が目を覚ましたのだ、
七海さんは隊長に抱き締めて言った
「バカッ!和也のバカッ!心配したんだぞ!」
「悪かったよ」
七海さんは泣いていた
しばらくすると先生が来たりして、隊長は病室を出た、
数日後
「へぇーお前、死神になったのか、少し見せてくれよ」
「あっはい」
俺はコータを抜く、「来てくれコータ」
俺は刀を構え、高速で、4回ほど風を切った、俺が斬った場所から強い風が吹いた、風で隊長の髪の毛が上がった、
「へぇー、新入り一週間ほどでよくここまで中々だ、ここまでなら、初陣は大丈夫だな」
俺は和也隊長と初陣することになった、外に出た、
荒れ果てた地だ、暗いタワーなど倒れている、
まるで震度9ほどの地震の後のように、そして血の匂い、
俺達はタワーの上に登った、
色んなとこを見回せれる、「なんだ!!」
「♪〜〜〜〜〜〜」
聞き覚えのある歌声だ、確かにきこえている、その声は、街中に響いた、この静かな残酷な世界に、
まて、この歌はよく蒼井が歌ってくれた、
「蒼井!!!」
「はっ!!!!!」
もう一本の倒れていないタワー遠く離れたタワーに少女が、俺は目を尖らせて見た、
「間違いない、蒼井だ」