全ての始まり 全ての終わり
「好きです」「愛している」「ありがとう」
「よろしくね」「怖い」「ごめん」「助けて」
とかを言えるのは今日が最後......だった
数日前......
俺の名前は 黒川 光太 高校2年、普通の一般人
普通だ、今は夢を見ているかもしれない、死んでいるかもしれない、夢はリアルだから今は夢を見ているかもしれない、そんな感じがする。
俺は暗い顔で小声で言った「死んでいるかもしれない......」死ぬって何だ?俺達はたまに喧嘩などで死ねって言う、死ぬの意味は なんだ?
この後あんな悲劇が起きるなんて
俺にだって恋人や友達がいる。
俺は朝の街を歩く 急に後ろから背中を誰かに叩かれた 「おっはよ!」
「なんだ蒼井か......おどかすなよ」
蒼井は俺の彼女だ、蒼井はニコニコした顔で笑う、俺は蒼井に挨拶を返す「おはよ」
俺達は一緒に学校に行く。
「!」急に頭のなかで、ピアノの音が鳴る。
「なんだ...これ...」
「ん?光太くんなんか言った?」
「いいや何でもないよ」学校に近付くほど音が強く鳴る、その季節は秋だった、俺は汗を流す 嫌な予感がする「光太くん?やっぱおかしいよ」
学校が見えて来た、学校の校舎の周りに生徒が学校の屋上を見上ていた。
屋上を俺達も見上げた
生徒はざわつく、屋上には1人の男が居た、男は手に緑色の液体をもった瓶を持っていた。
男は叫ぶ「人間共!!!貴様らは本当の死を知らない!!!恵まれていることも!!!これは神からの罰だ!!!今からこの瓶を割る!!!このウイルスを吸った奴は、一部の人間は死ぬ!!!」
その声は世界に響いた。街中の人達は叫び出す
「ふざけんなよ!!」「はぁ!!」「どう言うことだよ!!」
蒼井が青ざめた顔で呟く「光太くん......」
俺は蒼井の手を握る
男はまた叫ぶ「死にたく無かったら!!!あがけよ......人間共...」
その時瓶を地面に叩きつけた
「パリーーーーーン!!!!!」
男は消えた
街中の人は逃げ始めた
「うわぁーーーーーー!!!!!」
「死にたくない死にたくない死にたくぅ....」
「助けて!!!」
すると男の人は口を押さえ血を吐き、目からも血が溢れる、そして倒れこの世を去った。
倒れたのを見た生徒や街中の人は、さらに叫び逃げ出す。
この時全てが始まり.........全てが終わった
「逃げるぞ!蒼井!」