第3話 橋の下にいます
はぁ
「どうしたのだ仁殿」
いや、確かに天下の大罪人だけどさ
あんなに人相書きをばらまかれたらどーすることもできねーじゃん!
1週間経ったけど顔見られたら追われるわ
金の手持ちも無いわで
しかもモンスターの出るダンジョンもあるけどそこに入るのになんで国の許可証がいるんだよ!
俺に死ねってか!
「大丈夫でござるよ某が飯の種をもってきて飢えはしのいでるではござらんか」
「俺はヒモかっつぅぅの!
もっと華やかに過ごしたいよ!
なんでこんな橋の下に住まないといけないんだよ。」
「失礼致します、貴方を手配中の方と見受けますが宜しいですか?」
またうざいのがきた
「そうだよ、目下手配中の犯罪人だよ!
文句あんのか!」
「私の名前は 本田 美礼と申します大人しく捕まってもらえないですか?」
これはまたえらい行儀のいい奴が来たな
どんなやつだ
歳は俺と同じぐらいで身長低め黒髪ロング胸は、、Cか うん合格!
「殺す」
その言葉と共に猛スピードで突っ込んでくる
「うわっ
グリフィン!頼む」
すかさず窪みに隠れる
「うむ某の出番でござるな」
まあすぐ終わるだろうな俺の得た情報だとモンスターには通常E級〜S級までいるらしいがグリフィンはどれにも当てはまらないグリフィンはJ級になる
J級とは一体いれば国をも凌駕する力を持ったモンスターの階級だ
負けるはずがない
さ、もう終わったかな?
顔をだし覗くとなんとまあ〜
めちゃくちゃいい戦いしてるじゃありませんか
グリフィンめちゃくちゃ楽しそうだし
あの女、、えーっと本田 美礼だっけ
どんだけだよ
激しい水しぶきが立った時決着が決した
勝者はグリフィン
ま まあ当たり前だよな、、?
「某の力を3分の1とはいえ引き出させるとは末恐ろしい娘もいたものだ
次は万全の状態で来い
いつでも相手になろう」
ちょ、ちょちょ!
もう来るなって頼むよまじで
「グリフィン飛べるか?逃げるぞ
役人が駆けつけてきやがった」
俺はグリフィンにまたがりその場を後にした