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森の主
さらに奥へ進むと空気が重くなっていくのを感じる。
「やばくね?」
ルクが言う。
「……ああ」
圧があり、先程までと明らかに違う。
ユキが立ち止まる。
「キャン」
(ここ)
「この先か」
ガルドが斧を握る。
「来るぞ」
静寂。
その瞬間――
ズシン……
音とともに巨大な影が現れる。
現れたのは――
真っ黒に染まった巨大な魔物。
異様な威圧感。
「流石に、デカすぎだろ」
ルクが呟く。
カイトも固まる。
「これ……今までのと違う」
ガルドが低く言う。
「間違いなくここのボスだな」
俺は前を見る。
「……ああ」
こいつが原因だ。
ユキが小さく唸る。
「クゥン…」
俺は一歩前に出る。
「全員、気を引き締めろよ」
ルクが笑う。
「やるしかないな」
カイトも拳を握る。
「行こう」
ガルドは斧を構える。
「ぶっ倒す」
俺は短剣を構えた。
「……行くぞ」




