前へ目次 次へ PR 43/45 見回り 街の外周。 見回りを始める。 「平和だな」 ルクが言う。 だが―― ガサッ 「……いたな」 現れたのは小型の魔物。 数は三体。 「いけるか?」 「余裕!」 連携も問題ない。 すぐに片付く―― はずだった。 「クゥ!」 ユキが前に出る。 「おい!」 小さな体で飛びかかる。 ガブッ 「……強いな」 普通に噛み倒した。 「え?」 ルクが固まる。 カイトも驚く。 「かみ殺せるものなの?」 俺は苦笑する。 「フェンリルだからな」 まだ子供でも―― 普通じゃない。