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落ち着いた時間
その日の夜。
焚き火を囲む。
ユキは俺の隣で丸くなっていた。
「クゥ……」
(あったかい……)
ルクがそれを見て笑う。
「完全に家族じゃん」
「そんな感じだな」
俺は火を見つめる。
カイトが聞いてきた。
「ユキってさ、どこまで強くなるんだろうね」
「フェンリルだからな、普通の魔物とは違うだろうな」
ガルドが言う。
俺はユキを見る。
小さな体、でも確かな力。
「これからだな」
ユキが目を開けた。
「クゥ?」
(なにが?)
「いや」
俺は軽く笑う。
「なんでもない」
ユキは安心したように再び目を閉じた。
焚き火が静かに揺れる。
こういう時間も、悪くない。




