3/11
飛び散った人参 - side 横花美玲
(読み方:おうか みれい)
風邪による休養を終え、帰ってきた友人を私は歓迎した。
クラスは歓迎していなかった。
翌日。
いつものように笑っていた彼女に安心した。
ふと、あの『うざい』の文字が頭によぎった。
彼女は笑っている。だから多分、大丈夫。
翌日。
彼女は珍しく遅刻した。
髪がボサボサだったので、私がセットしてあげた。
しっかりと根を張る髪を羨ましく思った。
昼休み、彼女の弁当は女王の取り巻きによってわざと落とされた。
誰も、振り返らなかった。漠然とした気持ちが宙に舞った。
翌日。
彼女はいつものように登校してきた。
なにか違和感があったけど、きっと気のせいだ。
翌週。
この日を境に、いじめはエスカレートしていった。
クラスメイトは女王が怖くて、見ているだけだった。
私も、同じだった。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
宣伝してくださると超喜びます。
感想・リアクション・アドバイス等、お待ちしています。
よければ、ブクマ登録もよろしくお願いします!




