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また何かが起きた - side 丹島蒼空
(読み方:にしま そら)
女子って面倒だよな、ってつくづく思う。
朝、矢羽さんの机に書かれた、『うざい』の文字。
くすくすと笑うクラス。
地獄だった。
逃げるように本を読んだ。
内容は入ってこなかった。
翌日。
「丹島くん、おはよー」
女王の声。無視することは、許されない。
「おはよ」
「これ、ありがとうね、面白かった。」
先日貸した本。もう読み終わったのか、それとも読んでいないのか。
自分から「貸してほしい」と言ってきたのに、読まないのは不自然か。
「ありがとう」と言われた時、彼女の女王じゃない一面を見た気がした。
でも、たぶん、気のせいだ。
翌週。
矢羽さんは学校を休んだ。風邪らしい。
「そろそろ風邪の時期だから、気をつけろ」と先生は言っていた。
翌日。
今日も矢羽さんは来なかった。
調理実習で美味しいいももちを食べた。
翌日。
今日も矢羽さんは来なかった。
体育で怪我人が出た。
翌日。
矢羽さんが復帰した。
女王と取り巻きに絡まれていて、可哀想だった。
でも、僕には関係ない。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
時は進み続けて、視点だけが変わっているのがこだわりポイントです。
感想・リアクション・アドバイス等、お待ちしています。
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