りょうりをすること。
生活することは食べること。
食べないと元気が出ない。
生きていけない。
頭がふらふら、体もふらふら、お仕事も勉強も、遊ぶことも、もしかしたら寝ることもできないかも!
食べることは生きること。
でも。生きるためにただ食べるだけじゃあ、つまらない。せっかくなら美味しくて健康になれるご飯がいい。
ご家庭によってお料理の担当や分担はそれぞれと思いますが、私たちの場合、100%坂東が料理担当です。パートナー、いやこのエッセイでは彼のことを仮に「クマ」と呼ぶことにしましょう。クマのお料理も食べたことはありますが、基本は私もクマも、坂東の料理だけで生きているのです。
私は料理することは嫌いでないため、今のところ苦ではありません。いちおう私も労働者ですが、クマの方が夜遅くまで仕事してますし、もろもろの理由で私の方が余裕があるわけです。共働きの家事分担についてはSNS等でなんやかんや議論はされておりますけれど……女性の負担どうこうとかね、それは確かに思うところもあってまあ、なんだ、事実としては相手の方が忙しいし休日が仕事になったりしてて、洗濯と掃除はシェアできたらいいな~とは思ってたりなんだりはしつつも、どう考えても今は私の方が時間あってまあこれからこれから……。
さて話は料理です。
坂東、料理するときに一つだけ、決めていることがあります。それは、
<野菜を使うこと>
です。
野菜を摂取するって、簡単なようで難しい。私は体調不良の時期がとても長くて、野菜を食べたほうがいいのは分かっている、だから食べているじゃないかと思いながら食事をしていましたが……あの頃の自分に言ってやりたいです。
君、野菜食べてないよ。ぜーんぜん、たべてない。そんな小手先のサラダや漬物なんて、野菜食べたのうちに入らないよ、って。
コロナ禍のおかげで家に居ることが増え、自然、料理の機会も増え、その他いろいろな要因が絡まって野菜を食べる機会が増えてみたら、お腹の調子がいいし体調も改善するしでいいこといっぱい。もちろん、野菜以外の肉魚卵豆ももりもり食べております。
ですから、「結婚しても野菜をなるべく摂取したい」思いは強かったのです。
クマも野菜は好きだけど、仕事が忙しくて料理もなかなかできない、外食多めになってしまって、なかなか健康的な食事は難しい……というところだったそうで、私の「野菜いっぱい食べたい」思いはしっかりと受け止めてくれました。
そんなわけで、物価高で苦しみながらも野菜を買い買い、毎食、数種類は野菜を入れ込むように頑張っております。そして冒頭にあげたように
せっかくなら美味しくて健康になれるご飯がいい。
を実現すべく、奮闘しています。さっそく、その効果は表れており(美味しさはわからん)、クマも私もお腹の調子はよきです。
来年の健康診断はお互いオールAになりましょうね(二人ともひっかかった。再検査異常なしで安心)。