#3 こいつ…直接脳内にッ!
えっとぉあれ何?俺が思いつく限りスライムだと思うんだけどだってあんなの多分俺が知ってる世界にはいないし...いや俺が知らないだけで世の中には不思議生物たくさんいるしな。でも俺が知ってる中で一番近いのはゲームでよく見るスライムだし今だけでも暫定的にスライムでいいよね?!
まぁまて落ち着けそもそもアレに敵対心はあるのか?さっきからなんもしてこないけど。そもそもスライムって人間食べるの?作品によっては人の肉でもなんでも溶かして吸収しちゃうときもあるし最弱ポジだったり魔王になったりテケリ・リとか聞こえてきたりしそうだけどこいつはどうなんだ?黒いしテケリ・リか?!だとしたら勝ち目ないんだけど永久発狂しちゃうんだけど。
そんなことを考えているとスライムははじけるようにしてさっきまでのような粘液の水たまりになった。
?????
理解が追い付かない。え?俺なんもしてないんだけど?どうなってんの?もしかして弱ってる?
俺は棒でつついてみることにした。スライムはつつかれると崩れかかった持ちのようになりプルプルしている。なんか本格的に弱ってるみたいだな。俺だって無駄な殺生したくないしそもそも棒で倒せる相手なのかすら疑問だ。とりあえず水かな。
俺は川まで行き手で水を掬ってスライムにかけてみた水はみるみる吸収され心なしか潤いが増した気がする。スライムって果物食べるかな?
俺はさっきまで齧っていたリンゴをスライムの上に置いてみたするとスライムは体を伸ばし俺の手にくっついてきたのだ!
「うぉおおおおお!」
死ぬ!痛い!食われ...あれ?痛くない?
スライムは以前俺の手にくっついているがどうやら俺に危害を加えるつもりはないようだ...少なくとも今のところは俺にダメージは無い今のところは...
でも安全だとわかってないからコレ怖いんだけどむずむずする。
俺はこいつが自然と離れるのを待つことにした...というかさっきくっつかれたとき振り回したが取れる気配がなかったし俺にはどうすることもできない。
離れるよな?コレ
俺が不安になっているとスライムが手から離れて地面に落ちた。先ほどとは打って変わってみずみずしくスライムって言う見た目になっている。地面の上でぷにぷにと跳ねてまるで俺に存在をアピールしているようだ。
ナンダコイツ意外と可愛いな...多分危害を加えることは無いだろうしペットにするのもありかもしんないな正直俺以外のおそらく意思があるものと出会い今寂しさはそこそこ削がれている。その時俺の頭に声が響いた。
『習熟度が一定に達したためスキル【捕獲】を獲得しました』
え?え?何?