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#2 棒とリンゴと粘液

これなに?


俺は自分の腕に刻まれた?模様を見てみる。見たことない模様だしなぜ自分の腕にそんなものがあるのかまるで分らない。



深く考えても仕方ないか。俺は考えることをやめたそんなことよりおなか減ったななんか食べれるもの探さないと俺は軽く水浴びをして半裸の状態で川沿いを歩く。今の気温はポカポカ暖かくこんな格好をしていても寒くはない。そりゃ気化熱で体温奪われるから体乾くまではちょっと寒いんだけどね。乾ききったら過ごしやすいでしょ。


そうしてしばらく歩くと遠くに木々が見えてきた。特に食べ物見つからなかったし俺はその気があるところに行ってみてみることにした川もそこまで続いているみたいだしね。



気があるところにつくとその木には実がなっていることが分かった。めちゃくちゃ都合がいいなでも手が届かないしどうやって取るべ?石投げてたら落ちてこないかな


俺は近くに落ちていた石を手に取るとそれを投げてみた。もちろん俺のコントロールだと当たるわけがない。俺は何度か投げてみてから落とせないことを悟り石を投げるのをやめた


どうせ落としてもきっと食べれないんだよと自分に言い聞かせ振り向くとそこから少し離れて…


「行くと思ったか?!くらえ!ひ〇きの棒!」


俺は先ほど拾った手頃な木の棒を片手に一番近くの果実を殴りつけた。棒は結構余裕をもって果実に当たり実は少しへこみながら地面に落下した。


「どうだ俺が手に入れたひ〇きの棒は!絶対檜じゃないけどな!」


俺は地面に落ちた実を拾うとそれにかじりつこうとしたが思いとどまった。仕方ないことだが土にまみれていてちょっと食べる気が起きなかったのだ。それに近くに川流れてるし


俺は川にたどり着くと実を洗いかじりついた。まぁ果実とか言ってるけど見た目完全にリンゴだし味もリンゴだった。そりゃ美味いだろ。


俺は食べ終わると近場のリンゴをつついて落としていった。届くから叩く必要ないんだよねやりたくなっちゃっただけで。


4つほど拾うと俺は川沿いをそうように森の中を歩き始めた。


それにしても動物がいないな


この森は不自然なほど静かだこれだけの森だったら鳥の声聞こえたっていいだろう小動物の類も見かけない。ここまで音がないととても不気味に感じる。


そんなことを考えながら歩いていると俺は足元の何かに足を取られ滑って転んでしまった。そこにはぬるぬるとした黒っぽいナニカがあった


「なんだろコレ?イシクラゲじゃないよな」


その黒い物体はただ粘液が落ちているだけのようでそれを生み出しているであろう植物などは見当たらない。


俺はその正体について思考し始めるとそのナニカはぴくぴくと動き出しもちのような形になり俺の前に現れた。俺は今まで見たことない状況に思考が一時停止し思った言葉がひとりでに口から出ていた。


「え?君スライムですか?」

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