異世界に召喚されたのは筋肉バカでした

目が覚めたら、異世界に召喚されていた主人公、広瀬練也。二五歳の筋肉バカ。

召喚された理由は、何と！　その世界で行使された世の理をねじ曲げる勢いの魔法、そのしわ寄せに偶然当たってしまった、と言う理不尽でしかないもの。

元の世界に戻ることはかなわず、なし崩し的に異世界で生きていくことに。

しかし、この世界。一風変わっていて、エルフや亜人、獣人達が強い権力を握っていた。ヒトは、その権力の庇護下で労働に勤しむ、やや下級の存在。

魔法は満足に使えない、力も弱いし、寿命も短い。ヒトは、他種族に比べて劣る面が多い故に、下の立場に甘んじていた。

しかし、広瀬練也。その有り様に不満爆発。二割の知恵と、八割の筋肉でヒトの評価を覆していく！


「あぁ、上腕二頭筋が疼く……!!」

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