登場人物 蠣崎家 その1
・蠣崎季広
読み:かきざき・すえひろ
蠣崎氏の当主。
松前・徳山館を中心に、道南一帯を治める。
蝦夷に対しては融和派の考え。
最近は戦続きによる領内の荒廃から、弱気になりかけている。
・長門広益
読み:ながと・ひろます
蠣崎軍きっての猛将。
若くして頭角を現す武親を、半ば敵視している。
史実では、1548年に季広に対して謀反を起こした蠣崎基広を討ったという功績を残している。
・南条守継
読み:なんじょう・もりつぐ
史実では「南条広継」となることが多い。
官職は越中守。蠣崎家一の忠臣。爽やかな青年。
嫁の鷹姫には手を焼いている。
脇本館主だが、現在は勝山館で上ノ国の代官も務める。
・鷹姫
読み:たかひめ
季広の長女で南条守継の嫁。そしてヤンデレ。
慶広にとって姉にあたる人物だが、落ち着いた雰囲気の慶広と違い高飛車な性格。
『守継第一主義者』でもあるが、それには裏がある様子。
史実では、本名不詳の人物。
・蠣崎舜広
読み:かきざき・としひろ
通称・彦太郎。
季広の長男で次期当主の最有力候補。
しかし鷹姫の謀反により、死亡。
・明石元広
読み:あかし・もとひろ
通称・万五郎。
季広の次男で、明石季衡の養子。
兄・舜広と同じく、鷹姫の謀反により死亡。
・蠣崎基広
読み:かきざき・もとひろ
故人。季広の従兄。
武親や慶広が生まれた1548年(天文16年)に、季広が家督を継いだことを不満に謀叛を起こすも、長門広益によって討たれる。
背後に鷹姫の存在があったが、実のところ前世で歴史オタクだった武親しか、その事実を知らない。
・蠣崎義広
読み:かきざき・よしひろ
故人。季広の父。
彼の治世は、アイヌとの抗争が絶えない時代だったと言う。
史実ではショヤコウジ兄弟の戦いやタナサカシの戦い、タリコナの戦いでアイヌと戦っている。
・不破武治
読み:ふわ・たけはる
蠣崎家家臣で武親の父親。茂別館の館主で、老齢。官職は兵部少輔。
今は若い嫁・お凛と武親を溺愛している。
かつては美濃に住んでいたが、同じ不破氏の甥・光治と違い、斎藤道三によって美濃を追放される。
その後、海を渡って蠣崎家を頼ったそうだ。
本作における架空の武将。
・不破広治
読み:ふわ・ひろはる
武治の長男で不破家次期当主(予定)。武親とは異母兄。通称・太郎。
意外にあがり症。
本作における架空の武将。
・不破季治
読み:ふわ・すえはる
武治の次男。通称・次郎。
本作における架空の武将。
・不破光益
読み:ふわ・みつます
武治の三男。通称・三郎。
末弟・武親のことを小馬鹿にすることが多い。
本作における架空の武将。
・不破家政
読み:ふわ・いえまさ
武治の四男。通称・四郎。
本作における架空の武将。
・お凛
読み:おりん
武治の後妻。夫とは不釣り合いなぐらい若い(年齢差27歳)。
武治の五男である武親にとっては実母だが、他の兄弟にとっては継母。
だが、特に仲が悪いと言うことは無い様子。
本作における架空の女性。