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急なラスト展開
A君は、私の目を見ることなく俯いてい
た。私は、一言「ごめんなさい」と言って頭を
下げた。するとA君が先生にこう言った。
「二人だけにしてもらえませんか?」と。
先生は、分かったと言い教室から出て行っ
た。戸惑いながらも私は、謝り続けた。
でもA君は、人が変わったようにこう言っ
た。
「そんなに許してもらいたいんだ?
じゃあ、今まで僕が受けてきた痛みを感じて
よ」と言ってきた。
私は、それで許してもらえるならと「分かっ
た」と言った。
私は、いろんな事を受けた。
私は、受けている最中、こんな事を思ってし
まった。それは、
「A君は、こんなにも苦しかったんだ。
それなら私から解放してあげよう」
私は、A君を屋上に呼んだ。
私は、A君にこう言った
「貴方を苦しめていたのが私なら
私がいなくなれば良いんだよね。
今までゴメンね。これからは、自由だよ」