少年なんて
第3話に直結しています
私は少年が好きだった。
そう、『好きだった』のだ。
ある日親に反抗をした。
初めてだった。
親はそのあと
「反抗期だからしょうがないよね」
とだけ言っていた。
反抗期ってもっと早く来るもんじゃないのか
もうとっくに反抗期なんて過ぎているもんだと思っていた。
そのころから少年への態度も少しずつ変わっていった。
このときはまだ好きだった。
まだ。
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「あいつのことどう思ってるのさ?」
「別に…」
「そろそろ答えてやれよ」
「う、うん…」
友達に最近よく言われる。
言わなくていいって思ってるから言わないだけ。
でも最近少年が笑う姿が減ったような気がする。
自分に対しての態度も変わったような気がする。
私が変わったせいだと思っている。
大丈夫だ。
一か月後文化祭が終わった。
その日私は聞いてしまった。
文化祭が終わり片づけているとき。
教室から声が聞こえた。
立ち聞きするつもりはなかった。
「なあお前あいつのことどう思ってるんだよ」
「なんでそんなこと聞くの?」
「だってよう最近あいつの話しなくなったからさ」
「ああ、まあいろいろあって…」
私の話をしていたから。
つい聞いてしまっていた。
「なんだよ、お前変わったな」
「そう?」
「ああ」
「じゃあそれはあいつのせいだよ」
「なんだあいつのこと嫌いになったのか」
「うん、僕にばっかりあたってくるんだ、何かしたわけじゃないのに」
「まあ、そんなの気にするなよ」
「無理、だってさ――――」
途中で聞くのをやめた。
聞くのが怖かった。
少年は嘘はつかない正直ものだから…。
帰りは何事もなかったかのように少年と帰った。
「なんかあった?」
と聞かれた。
何だ、こいつ。
「別に何もないし。あんたとは違うんだからわかるわけないだろ!」
駈け出していた。
少年なんて。
少年なんて。
嫌いだ。




