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少年なんて

第3話に直結しています


私は少年が好きだった。


そう、『好きだった』のだ。



ある日親に反抗をした。

初めてだった。

親はそのあと

「反抗期だからしょうがないよね」

とだけ言っていた。


反抗期ってもっと早く来るもんじゃないのか

もうとっくに反抗期なんて過ぎているもんだと思っていた。




そのころから少年への態度も少しずつ変わっていった。


このときはまだ好きだった。



まだ。







_____________








「あいつのことどう思ってるのさ?」

「別に…」

「そろそろ答えてやれよ」

「う、うん…」


友達に最近よく言われる。


言わなくていいって思ってるから言わないだけ。



でも最近少年が笑う姿が減ったような気がする。

自分に対しての態度も変わったような気がする。


私が変わったせいだと思っている。

大丈夫だ。




一か月後文化祭が終わった。


その日私は聞いてしまった。



文化祭が終わり片づけているとき。

教室から声が聞こえた。


立ち聞きするつもりはなかった。



「なあお前あいつのことどう思ってるんだよ」

「なんでそんなこと聞くの?」

「だってよう最近あいつの話しなくなったからさ」

「ああ、まあいろいろあって…」


私の話をしていたから。

つい聞いてしまっていた。


「なんだよ、お前変わったな」

「そう?」

「ああ」

「じゃあそれはあいつのせいだよ」

「なんだあいつのこと嫌いになったのか」

「うん、僕にばっかりあたってくるんだ、何かしたわけじゃないのに」

「まあ、そんなの気にするなよ」

「無理、だってさ――――」



途中で聞くのをやめた。

聞くのが怖かった。

少年は嘘はつかない正直ものだから…。




帰りは何事もなかったかのように少年と帰った。


「なんかあった?」

と聞かれた。


何だ、こいつ。


「別に何もないし。あんたとは違うんだからわかるわけないだろ!」


駈け出していた。





少年なんて。



少年なんて。





嫌いだ。




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