もぅ一つの朝っ?!
自慢。
私・麻井由香は、この言葉が大好きである。
自分を褒め称えることが、好き。
自分を褒め称えてもらうことが好き。
相手に尊敬のまなざしを向けられ、照れながら一言。
「え〜?そんなこと・・・」
コレである。この言葉を俯き加減で顔を赤らめながら呟くそのトキこそ、生きていて最高の瞬間なのである。
・・・・なのに。
△ ▼
「・・・・ナニ?いったい何事っ?!」
朝、心地よい目覚めと共に枕元においてある小さな鏡を覗き込んだら。
そこに映っているハズの自分の姿が、いつもの可愛い自分の顔・・・ではなくっ!!
(いや、かっこいぃけど?タイプだったけどっ!!)見知らずの男性だったら?!
絶対に誰だって驚く・・・っつーか、パニックぐらいなっても、おかしくないのではないのだろうか?
取り敢えず、私はそういう奇妙な朝を突然、迎えてしまったワケである。
△ ▼
「現状からいって、まずどうにかしなければならない問題は二つっ!!」
問題壱・服。
だって私は幼気な女子高校生っ!日々、自分磨きに専念していた私にとって女の子らしい服なら『コレでもかっ?!』て程あるんだけど。逆に言ってしまえば、今の自分には『ウエスト細くて、フリフリのお洋服なんて着れるかっ?!方式』があてはまってしまうのだ。
わぁーい。やったね。そういや私には誇るべきお兄様がいるじゃん?・・・ってなワケで。
問題弐・兄。
さてはて。この格好をどうやって兄貴に説明しよう?だってだってー。兄貴ってば、頭ガチガチのお人じゃん。あ、ついでにお歳は23歳。バリバリの『えりぃとさらりぃまん』だよ?
上手くやれば服を借りられるんだろーけど。その前には『兄の納得兼了解』ってな超難題だ立ちはだかっているワケなのである。
「まぁ、何はともあれ行動しないと先は見えてこないしね〜」
問題は二つ。
でも、それさえクリアすれば何でも上手くいく。
私は、頭で勝手にそうなのだと結論づけて、意気揚々と自分の隣の部屋のドアをノックした。
いやぁ。そろそろ作者的にも「いい加減朝から離れやがれっ」って思ってはいるのですが・・・。なかなか、上手くいかないモンですな。今回は由香チャンのお話っす。あーこれでやっと話が繋がるぅ〜っと、ほっと一息つく作者。
そうそう、前回のお話を投稿した30分ぐらい(?)前に小説評価のほぅにコメントが入っておりまして。そのご意見を考慮しながら頑張って書いてみました。
コメント、も一度入れていただける(もしくはメッセージをいただける)と凄く嬉しいっす。どうぞ、よろしくお願いします(ペコッと頭を下げる)。
ではでは、今回も最後まで読んで頂き有り難うございますっ☆ご意見・ご感想、誤字脱字の注意や評価などがございましたら、作者の喜ぶ顔を想像しつつどうぞ言ってやってください。どうぞ宜しくお願いします。