0007 鑑定士
カタールで切り裂いて、レベルが3上がり、レベル4となった。
バンチスタと津々良は仲間のモンスターとして、襲ってくるのは悪いモンスターなのかな?
バンチスタと津々良には魔力がなく、戦いも出来ないようだった。本人たち曰く、アリシアにレベルアップしてもらわなければ困る発言してたので、嘘ではないだろう。
ダンジョンの最下層から二つ上がった所にそのホームはあった。
良いモンスター専門のホームだ。
「ロクロスさん、初めまして。」
「ロクロス、元気にしておるか?」
「ああ、バンチスタか。津々良もいるのか?酒ならあるぞ。」
ナメコモンスター、津々良はあまり喋らない。嬉しそうにジャンピングしてる。
何か水晶の玉が乗っかっている所にスライムが乗っかっていた。何処からか酒を出す。
「では、君が初見のアリシアさんかの?」
「はい。魔力について、相談があります。」
バンチスタが言った。
「得意な魔法と、どのくらい魔力があるか占ってください。」
「よし。」
スライムはこっちを向いた。
「てやっ。」
水晶の玉が出てきた。
「………。」
真剣に水晶を見るスライム、ロクロス。
「炎魔法と、水魔法、特に、水魔法が得意だと出ておる。」
「よし、酒にしよう!」
津々良が急にロクロスの後ろ手に潜り込む。
本当に三人でお酒飲んでる。凄い。
津々良はナメコモンスターなので、ちょびちょび飲む。バンチスタはこれと同様だ。
ロクロスさんの飲みっぷりがハンパない。
「何処にはいるんですか、その量。」
決死の覚悟で聞いてみた。
「空間魔法じゃよ。」
ロクロスはビールジョッキ片手にビール飲む。
「空間魔法で体積大きくしておるのじゃ。」
ロクロスはゲップをすると、私に何か暮れた。
見ると、時計だった。
「持っておれ。ダンジョンでは、1日が分からんだろう。」
「本当に良いんですか?!腕時計だ!ありがとうございます!」
今は9時28分らしい。もう夜だ。
朝になって、酔いつぶれた二人がロクロスのホームで1日休んだ。
それから、バンチスタと津々良は勇んで帰っていった。津々良は水疱で小さなモンスターを倒していた。
自分のホームまで帰ってきたら、この感動はなかった。家というのがここまで嬉しいとは思わなかった。
バンチスタは言った。
「水魔法をはなってごらん!」
よし!水が作れると飲み水に困らない。作ってみよう。
………
………………。
出ない。
炎魔法はじゃんじゃん出るのに、水が一滴も出ない。
「まあ、占いだからな。」
「炎魔法が得意なんですね、私は。分かりました。」
お土産のお酒を二人に返すと、どっぷり疲れた。
ストレージを出してレベルを見る。
レベル7。
結構良い調子じゃないか。
その後、何故かロクロスが私たちのホームに引っ越してきた。
「テントしかないですよ。」
ロクロスはカバンを見て、空間魔法で布団を出した。
ロクロス様、素晴らしい!!




