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0010 魔人の巣
上階は広い洞窟が続いていた。
「午後には帰るよ。」
現、時刻9時36分。
バンチスタは飛んで、津々良はくねって、ロクロスは跳んでついてきた。
津々良、もう粘液なかったので、水をかけてやると、粘液が戻った。すごい飲み水のロス。でも、津々良が元気になってよかった。
上階は水が滴っていて、石のつららなんかが凄い洞窟っぽかった。慎重に進んでいくと、扉を見つけた。
狭い洞窟の所を使って扉をつけたような光景だ。開けようとしたら、ロクロスが来て鋭く言った。
そこは魔人の巣です。
「アリシア、ここは魔人が暮らしているテリトリーじゃ!」
アリシアは手を引っ込めた。
「本当に!危なかった。」
高濃度の魔力探知。
「この扉じゃと、強い魔人がおるな。」
エイワスとロクロスが同時に注意喚起してくれた。
「でも、魔人は魔物を操ってるんだよね。」
「それならば、冒険者が二人は必要だ。三人以上の力がないとここの魔人はたおせないよ。」
バンチスタが言った。
津々良がむむむと鳴いた。
よし、近づかないようにしよう。




