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カピバラの国のプリンセス ~もふもふ王国と巨大にんじんの秘密~  作者: メガネ3353


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8/10

カサカサ忍軍、襲来!にんじん杖奪還作戦!

夜。

カピパランドの森はしんと静まり返り、満月の光が木漏れ日となって揺れていた。

ほのかはにんじん杖を抱いたまま、ふわふわの寝床で寝息を立てていた。

にんじん騎士団のカピたちも、丸まって「ぽよん、ぽよん」と寝息を立てている。


だが──


「カサ……カサ……」


不気味な音が森の中に広がり、黒い影がスススと忍び寄る。

「にんじん杖……プリンセス……奪う……。」

木の間から、カサカサ忍軍が現れた!

全員が黒いマスクで顔を覆い、背中には小さなサビた手裏剣。

そしてリーダー格の忍者、“シノビワニ・ゲンゾウ”が低く笑った。


「ふふふ……ついにこの時が来たな……。」


忍軍は音もなくほのかの寝床に近づき、

にんじん杖に手を伸ばそうとした──その瞬間!


「プリンセスを狙うなぁぁぁああ!!!」


飛び起きたのはチビカピ!!

「うわあああああああ!!!」

ポヨン!ポヨン!ポヨン!

にんじん騎士団のカピたちが次々に跳ね起き、

にんじん槍を振り回して応戦!


「にんじん!にんじん!にんじん!」

「モフモフ突撃ぃぃぃ!!!」

一斉に突撃するカピたち。

しかし──!


「ふん、甘いわ。」

シノビワニ・ゲンゾウが手裏剣を投げると、カピたちは次々に「ぺたん!」と転がされてしまった。

「わあああああああ!!!」

「助けてプリンセスぅぅぅ!!!」


「やめてぇぇぇぇ!!!」

ほのかが目を覚ますと、目の前にシノビワニ・ゲンゾウが迫っていた。

「にんじん杖、いただく……。」


「させない!!!」

ほのかはにんじん杖を抱きしめ、必死に守ろうとする。

だが、シノビワニの手が杖に触れた瞬間、杖からバチッと火花が散り、

ほのかの体に衝撃が走った!


「きゃあああああああ!!!」

「プリンセス!!!」

「くそっ!何が起きた!?」

ゲンゾウが跳び退いたその瞬間、にんじん杖から光が溢れ出し、

洞窟で見たあの巨大にんじんの幻影が現れた。


「プリンセスよ、モフモフの誓いを叫べ!」


「モフモフの誓い……?」

ほのかは涙目で震えながらも、胸に手を当てて叫んだ。


「私は……この国を守る!!

癒しの力で、みんなを笑顔にする!!!

モフモフの心で、戦うんだあああああ!!!」


その言葉に応えるように、にんじん杖が眩い光を放ち、

ほのかの体にモフモフのオーラが溢れ出した!

彼女の髪がふわりと広がり、

背中に小さなにんじんの羽が生えた!?!?


「モフモフ・プリンセスフォーム、発動!!!」

「うわああああああ!!!?」

シノビワニ・ゲンゾウは目を見開き、忍軍ごと光に包まれ、

「モフモフ……あったかい……くぅぅぅ……」と全員その場で癒され寝落ちしてしまった。


その朝


「プリンセス……強くなったのだ……。」

王様カピがふわふわの笑みを浮かべ、

チビカピたちも「プリンセス! プリンセス!」と踊り回った。

ほのかはちょっぴり照れながら、にんじん杖を握りしめた。


「でも……これで終わりじゃない。

カサカサ忍軍の背後には、もっと大きな力があるんだ……!」


そう、まだグリオラスの影が迫っていた……。

カピパランドの本当の危機は、これからだ──!

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