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カピバラの国のプリンセス ~もふもふ王国と巨大にんじんの秘密~  作者: メガネ3353


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6/10

伝説の巨大にんじん、目覚める!

にんじん精霊たちが道を開き、洞窟の最深部へと進むほのかとにんじん騎士団。

奥は、まるで別世界のようだった。

青白く輝く苔が壁一面に広がり、空気は甘い草の香りで満たされている。

そして、中央には──


ドドン!!


圧倒的な存在感でそびえる、巨大なにんじん!

長さは10メートル以上、根元から葉っぱまで、黄金色に光り輝いていた。

葉っぱの間から、ほのかの名前を呼ぶように、柔らかな声が響いた。


「ほのか……ほのか……モフモフの心を……。」


「えっ!? にんじんが喋ってる!?!?」

ほのかは思わず飛び上がり、にんじん騎士団のカピたちもぽてぽてと震えていた。

「で、でたーーー! にんじん様のお告げだぁーー!」


「プリンセスよ……。」

巨大にんじんの表面がふわっと光り、

モフモフのオーラが波のようにほのかに押し寄せた。

「お前は、この国の癒しの心を継ぐ者。だが、その力を解放するには……モフモフの契約を結ばねばならぬ。」


「モフモフの契約……?」

ほのかが小さくつぶやくと、

突然、洞窟の入り口から、ドゴォォォォン!!!と地響きが鳴り響いた!


「カピパランドの秘密、いただくぞォォォ!!!」


グラウド将軍、再び!!

ワニ帝国の飛行船が洞窟の天井を突き破り、ずんずんと降下してきた!

「くそっ! また来たのか!!」

チビカピがにんじん槍を振り上げたが、グラウド将軍は余裕の笑みを浮かべていた。


「もうお前たちの癒しパワーには負けん! ワニ帝国の最新兵器、カサカサビーム砲でこの洞窟ごと吹っ飛ばしてやる!」


「カサカサビーム砲!?!」

ほのかはびっくりして、にんじん杖を握りしめた。

その瞬間、巨大にんじんが再び光り、ほのかの胸に直接、声が響く。


「ほのかよ……モフモフの契約を結びなさい。

心を開き、癒しの力を信じるのだ……。」


「癒しの力を……信じる……?」

ほのかは、これまでのカピパランドの思い出を思い出した。

カピバラたちの笑顔、温泉の心地よさ、にんじん騎士団の頑張り。

そして、王様カピの、のんびりした「大丈夫なのだ」という声──。


「私、できる……!」


ほのかは目を閉じ、にんじん杖を胸に当てて、深く呼吸した。

ふわっ……と、体の奥から温かい光があふれ、

周囲にふわふわのモフモフオーラが広がった!


「これが……私の……癒しの力……!」


「な、なんだこの光はぁぁぁ!?!?」

グラウド将軍が目を見開き、カサカサビーム砲が暴走し始める。


「今だぁぁぁ!!!」

ほのかはにんじん杖を振り上げ、

「モフモフ・ヒーリング・ブレイク!」

と叫びながら、光のにんじんビームを発射!


ズドドドドドドド!!!!!


ビームは洞窟全体を包み込み、グラウド将軍とワニ軍団をふわふわに包み込んだ。

「うわあああああ……ふわふわぁぁ……」

「きもちいい……」

「おなかがあったかい……」

ワニたちは一斉に眠りに落ち、

カサカサビーム砲もぼんやりしたハート型の煙を残して消滅した。


洞窟が静まり返り、ほのかはそっとにんじん杖を見つめた。

「これが……私の力なんだ。」


にんじん騎士団たちが大歓声をあげ、

「プリンセスばんざーい!!!」

「にんじん!にんじん!にんじん!」

と歌い始めた。


そして、巨大にんじんの光が一層強く輝き、ほのかの前にモフモフの光の花が咲いた。

「プリンセスよ、契約は果たされた。

お前はこの国の”癒しの守護者”として目覚めたのだ……。」


ほのかは涙をこらえながら、小さくつぶやいた。

「うん……私、この国を守りたい。」


──その頃、洞窟の外では、誰も知らないもうひとつの影が、じっと様子をうかがっていた……。

ワニ帝国の真の首領、その名は──???

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