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カピバラの国のプリンセス ~もふもふ王国と巨大にんじんの秘密~  作者: メガネ3353


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5/10

にんじんの洞窟へ!モフモフ試練の始まり

翌朝、カピパランドの空は、ほんのりピンク色に染まっていた。

温泉の湯気がふわふわと漂い、鳥のさえずりが響く中、ほのかはにんじん騎士団の前に立っていた。

葉っぱのマントをつけ、にんじん杖を手に握りしめた彼女は、まだ少し不安げな顔。


「ほんとに行くの……?」


「もちろんですぞ! 我らがプリンセス、にんじんの洞窟で勇気を証明するのだ!」

チビカピが小さなにんじん槍を振り上げ、他のカピたちも「にんじん!にんじん!」と大合唱。


「はぁぁ……やるしかないかぁ。」

ほのかは深呼吸をして、王様カピのところに振り返った。


「行ってくるね。」


「ふむ……。プリンセスよ、忘れるでないぞ。」

王様カピはゆっくりとまぶたを下ろし、

「モフモフの心が、にんじんの力を解き放つのだ……。」

と意味深に言い残すと、また眠り始めた。


「王様、寝ちゃった……。」

「いつものことですぞ!」

にんじん騎士団の一匹が笑いながら言い、みんなで笑い合う。

その笑顔に、ほのかもちょっとだけ勇気が湧いてきた。



にんじんの洞窟、突入!


洞窟の入り口は、カピパランドの奥深く、温泉の蒸気が立ちこめる崖の下にあった。

「これが……にんじんの洞窟?」

入口はぽっかりと開いた暗い穴で、周囲にはにんじんの葉っぱが茂り、不思議な光を放っている。


「ここに、伝説の巨大にんじんが眠っているのだ!」

「プリンセス、気をつけて!」

チビカピたちは武器を構え、慎重に中へ入っていく。

ほのかもドキドキしながら、にんじん杖を握りしめて、洞窟に足を踏み入れた。


中はしっとりとした土の匂いがして、ひんやりと涼しい。

しかし、進むごとに、何か不思議な光がちらちらと視界をよぎる。

「わぁ……なにこれ……?」


突然、洞窟の奥から、ふわふわと光る小さな生き物が現れた。

それは……にんじん精霊!

小さなにんじんの形をした妖精たちが、ピョコピョコと飛び回り、チリンチリンと鈴のような音を鳴らしている。


「かわいい……!」

ほのかが見惚れていると、にんじん精霊たちは突然、空中で並び、

声を合わせてこう告げた。


「モフモフの試練に挑む者よ、まずは“モフモフの舞”を踊るべし!」


「えええええ!?!?」

にんじん騎士団も、ぽかんと口を開けた。

「モフモフの舞って何だ!?」

「知らん!!!」


「でも、踊るしかないみたいだよ!」

ほのかは心臓がバクバクしながらも、思い切ってにんじん杖を掲げ、

カピバラたちと一緒に、**「モフモフの舞」**を踊り始めた!


くるくる回って、にんじん杖を振り上げ、カピバラたちが「ぽよんぽよん」とお尻を振るリズム。

「にんじん!にんじん!」

「モフモフ!モフモフ!」

「わたし、プリンセス、がんばる!」


洞窟の奥で、巨大なにんじんの像が、かすかに光を放つ。

そして──

「プリンセスよ。試練を乗り越えたな。」

王様カピの声が洞窟の奥から響き、にんじん精霊たちはぱあっと拍手しながら、洞窟の奥へと道を開いた。


「やったあああああ!!!」

ほのかとにんじん騎士団は大喜びで、洞窟のさらに奥へと進んでいった。

そこには、まだ誰も見たことのない、伝説の巨大にんじんが、静かに眠っていた──。


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