表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍化・コミカライズ】追放されたおっさん、暇つぶしに神々を超える〜神の加護を仲間の少女達に譲っていたら最強パーティが爆誕した件〜  作者: 夜分長文
七章 革命とエドの終焉

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

68/77

殲滅完了

「本当に?」


 俺は近くの兵士を蹴り倒しながら、ユウリさんに尋ねる。


「わりかしキツそうに見えなくもないけど?」


「からかうなケネス! 全く……お前も面白いところがあるんだな!」


 そう言って、ユウリさんは敵兵を弾き飛ばす。


 同時に近くにいた敵兵にタックルをかまし、そのまま意識を奪った。


「さすがだな。暇人の俺より、よっぽど強いぜ」


「ケネスに言われると、なんだか腹が立つな……!」


「ははは! 暇人のからかいってところだ!」


 俺は剣を構え、空気を吸い込む。


 《物理強化》のバフを付与し、相手を見据える。


 俺ができるレベルのものだから、簡単なバフだ。


 けれども、これくらいでも十分だろう。


 剣を斜めにし、そして相手へと突っ込む。


「はぁぁあ!!」


 完全な物理ダメージが敵に向かって放たれる。


 轟音が響き、衝撃波が走る。


 強烈な風が吹き込んで、目の前にいる敵兵を吹き飛ばした。


「ふぅ。俺の方は終わりっと」


 そう言いながら、ユウリさんの方を見る。


 ユウリさんは静かに剣を構えていた。


 敵兵が近づいてくる。


「はッッッ!」


 ユウリさんの一撃が敵兵たちを吹き飛ばす。


 一瞬にして、敵兵十人程度を無力化した。


 彼女はふうと息を吐いた後、俺の方に歩いてくる。


「殲滅完了だな」


「ああ。さすがだな」


 俺とユウリさんはハイタッチを交わす。


「うおおおお!! さすがは二人だぜ!」


「俺たちには最強の味方が付いている!」


 瞬間、味方の兵士たちが声を上げた。


 士気はかなり上がっているようだ。


 これはなかなか良い状態に持ってこれたかもしれない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ