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【書籍化・コミカライズ】追放されたおっさん、暇つぶしに神々を超える〜神の加護を仲間の少女達に譲っていたら最強パーティが爆誕した件〜  作者: 夜分長文
七章 革命とエドの終焉

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どういうこった

「おはようっ!!」



「おはようございますっ!!」



「うがっ!?」



 ぐっすり眠っていた俺だったが、目覚めは最悪と言えた。


 リリーたちの声が響いたかと思うと、腹に激痛が走ったのだ。


 痛みに悶ながら目を開けると、俺の腹に見事乗っかった二人の姿が見える。



「何やってんだお前ら……」



 どうにか乗っかってる二人を退け、腹を押さえながら起き上がる。


 リリーたちはくすりと微笑を浮かべて、腰に手を当てた。



「気合い入るかな-って思ってさ!」



「気合い注入の乗っかりです!」



「なんだそれ……お前らは親に起こされる時毎回乗っかられてたのか?」



「そんなわけないじゃない!」



「そんなのされたらブチギレますよ!」



 こいつら、一度しばいた方がいいだろうか。


 拳が震える。


 いや、駄目だ。


 女の子をしばいてしまったら悪役は俺。


 どんなに凶悪なことをしていたとしても、世間は……クソ!



「まあいいや……おはよう。二人とも」



「ええ!」



「はい!」



 頭をかきながら俺は扉を開ける。


 洗面所はどこかな。


 顔洗ってスッキリしたいんだけど。



「洗面所はこっちですよー」



「あ、元受付嬢さん」



「どうも、元受付嬢さんです。こっちに着いてくださいねー」



 ふと、ボサボサの髪に気がついて慌てて整えようとする。


 しかし、俺の寝癖は都合よく治ってくれたりはしない。


 少し恥ずかしく思っていると、元受付嬢さんはくすりと笑う。



「大丈夫ですよ。私は年収5億の男性がタイプですので気にしておりません~」



「それ、フォローになってませんからね……」



「残念ね!」



「私達がいますよ!」



「それもフォローになってないからな……」



 複雑な気持ちを抱きながら、案内されるがまま歩く。


 洗面所まで来た俺は、顔を洗う。


 用意されている鏡で寝癖を整え……っと。



「ふう、さっぱりした。お前らも使うよな?」



「もちろん!」



「リリーは長いですからね。ササッとしちゃってくださいね」



「分かってるわよ!」



 二人がワイワイ騒いでいる中、俺は息を吐いて壁にもたれかかる。


 これからの行動はユウリさん次第になるだろう。


 俺は彼女に従うつもりでいるし、文句は特にない。


 この領地が救われるように、精一杯努力したい。



「ケネスさんには感謝しています」



「ん? ああ、俺は別に」



 元受付嬢さんに突如言われた物で、少し戸惑ってしまう。



「皆さんも感謝しています。年収5億ではないですが、魅力的だと思っていますよ?」



「そ、そうですか。えっと。頑張ります」



 あまりこういうのには慣れていなくて、たどたどしくなってしまう。


 彼女は微笑を浮かべて、こほんと咳払いした。



「頑張りましょうね」



「もちろんです。全力でやりますよ」



 改めて、決意を言葉にするとなんだか気持ちが変わってくる。


 頑張らないとな。



「よし。リリー、カレン。終わったら早速ユウリさんに――」



 と、言おうとした瞬間のことだ。


 一人の男が走ってきたかと思うと、ちらりと俺のことを見る。



「大変だ! 街でアルト伯爵が寄越した連中に襲われているやつがいる!」



「マジですか! 分かりました、すぐに――」



 俺は急ぎ足で進もうとしていると、男が待ったと言う。




「それが……訳ありらしい。捕まっているやつ、街の人間じゃないっぽいんだ。それにケネスさんの名前を何度も呼んでいる」




「え……どういうこった」

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