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ドラゴン少女ライフ  作者: 雨竜
異世界転生性転換編
7/21

6話 破壊のドラゴン

 いつ、このドラゴンが起きるのかが不安な所に今いる。

 眠っているのか?いや、たぶん起きている。

 魔力感知を使用すれば分かる。この大きなドラゴンは起きていると思う。

 何で、ここで眠っている?いや、たぶん起きていると思うけど。

 確か、地図には「最強ドラゴンの封印」と書いていた気がする。

 まぁ、ちょうどいい機会だから会って見るか。オレも一度は、外見でドラゴンを見てみたかったから。(自分もドラゴンだけど)

 オレは、大きなドラゴンに近づく。起こさないように慎重に、慎重に。

 !?

 『貴様、何者だ?』と目を開ける。

 この声、頭の中で響く。その前に、起こしてしまった。

 「あ、はい。オレは……ナキです。一応この姿でもドラゴンです」

 完全にチキっている。怖い。

 『そんなに怖がらなくていい。ワタシはルルアだ。もう一つの名は破壊竜ルイン。最強ドラゴンと言われている』

 怖がらなくていいんだ。てっきり殺されると思った。だって、封印されているから。

 一つ気になるのがあるので聞く。

 「あのルルアさん、どうして封印されているのですか?」

 『封印されている理由か。一回、町を滅ぼしているからだ。何度か壊した事はあるが』

 一回、町を壊して封印されているんだ。それは何度も壊しているからだと思う。

 「どうして、町を?」

 『気分転換に戦いたくて、強い奴が出るかなーっと!』

 このドラゴン、大丈夫か?普通、気分転換で戦いたいか?それに壊すまで。

 まぁ、ドラゴンだからそれもあり得るのか。

 「で、強い奴は出たんですか?」

 『勿論、出た。町を壊す途中から最強の剣士の副団長さんが。あいつは強かった。ワタシも見習いたい』

 最強剣士の副団長か。確か本には、最強の剣士の団長と書かれていた。

 何だろう、あの最強の剣士って?

 「あの、最強の剣士って何ですか?」

 『そんなものも知らないのか?いいぞ、教えよう』

当たり前、だってこの世界に初めて来たのだから。

 『最強の剣士というのは、この世界の中で唯一の剣技が優れているのを指す。今は11人しかいないが、ワタシを倒したのは「ユウ」という者だ』『あいつはたぶんもうやめていると思う。もうここにいて何十年か、経つからだ。今は何かになっているはず』

 ユウという人物か。今度、冒険者ギルド会場のあの看板娘に聞いて見るか。

 あ、そうだ、ここからルルアさんを出せないか?流石に、見て見ぬ振りはできない。可哀想だと思ってしまう。

 何故、そう思うのかが不思議で仕方ない。前世に、こいう感情は出てこなかったんだけどな……。

 「ルルアさんは、ここにいたいのですか?」

 「ワタシはここにいるのは、やだ。ずっと、何もしないで、寝るのが嫌だ」

 なるほどと頷く。なら、出すか。

 「もしかすると、オレが解けるかも。その封印」

 「え?本当か?」

 「うん」

 どう、解くかという事だ。封印はどいうのだ?

 調べてみるとどうやら簡単にはいかないみたいだ。でも、アイデアがある。

 こいうのは、水を掛けたらなんとかなりそう。

 一応、喉が乾くかもと思い水を用意している。

 なので、掛ける。

 あ、封印が壊れた。

 『ナキさん、何をしたんだ?』

 「えっと、水を掛けただけだよ」

 『水、を?」

 「うん」

 「ありがとう。これで魔法も使える」とルルアさんはドラゴンから人間になる。

 もしかして、ドラゴンが人間になるのって魔法でやっている?

 ルルアの人間の姿は、オレンジの髪に黄色の目をしていた。あとオレよりも背が高い。

 「何故、ワタシを封印から出した?」

 理由か。なんか、助けたいからでいいか。

 「なんとなく、助けたいと思って」

 そんな事を言うとルルアさんが抱きつく。

 「え?」

 やばい、初めて女の子に抱きつかれたんだけど。まぁ、オレも女の子だからいいか。

        ※

 「ルルアさんー」と言い掛けたが訂正された。

 ルルアとかで呼んでと言われた。なので呼ぶ。ルルと。

 「ルルは、どうするんだ?」

 「えっと、ご一緒になってもいいですか?」と照れながら言う。

 丁寧語で話しているのかは分かるが、何故、照れながら言うのは謎だ。

 まあいいか。

 「いいよ」というとルルは喜ぶ。

 まぁ、そんなキャラもいていいか。

 取り敢えず、破壊のドラゴンと仲良くなれたからいいか。

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